| 方言 |
標準語 |
方言事例 |
| (あ) |
| あぐど |
かかと |
あくどさあかぎれきれた。 |
| あぐ |
灰 |
畑さあぐ呉っちこう。 |
| あづく |
あそこ |
あづくさ行ってこう。 |
| あっかい |
ありますか |
五升枡あっかい。 |
| あっきょ |
くしゃみ |
風邪であっきょ出てひでえ。 |
| あけつ |
蜻蛉 |
あけつ捕って呉んちえ。 |
| あんべえわり |
病気 |
その顔ではあんべえわりんだべ。 |
| あらまし |
大略(大ざっぱ) |
田植えがあらましできた。 |
| あんめした |
ないでしょう |
そんだことあんめした。 |
| あんちゃ |
兄さん |
あの人があんちゃんかい。 |
| あさっぱな |
早朝 |
あさっぱなから遊んでやがる。 |
| あかまんま |
赤飯 |
ざざんぼのあかまんま。 |
| (い) |
| いいあんべ |
適当・良いぐあい |
いいあんべえの湯加減だ。 |
| いさばや |
魚屋 |
|
| いっきゃった |
出逢った |
久しぶりでいっきゃった。 |
| いまっと |
もっと |
いまっと力を入れて押せ。 |
| いぼむし |
カマキリ |
|
| いだまし |
惜しい |
いだましがんねえで呉れろ。 |
| いだがんべ |
痛いでしょう |
なんぼかいだがんべ。 |
| いっちょうめえ |
一人前 |
このヤロ、いっちょうめえの気しやがって・・・・ |
| いんがみた |
ひどい目にあった |
待ってでいんがみた。 |
| いんねえ |
要らない |
そだものいんねえ。 |
| (う) |
| うそこき(うそこぎ) |
うそつき |
あのメロのうそこきときたらおめえ・・・・ |
| うっつあし |
うるさい |
うっつあしからあっちさいげ。 |
| うぶう |
人を背貧うことをいう。 |
ややこをうぶう。 |
| うわか |
表面 |
うわかの皮がかぶれた饅頭。 |
| うわっぱり |
上着 |
うわっぱり汚れたから洗え。 |
| うるがす |
水に浸す |
種籾をうるがす。 |
| うんと |
沢山 |
貰うものならたんとほどいい。 |
| うじゃらける |
ただれる |
鍬の切口がうじゃらける。 |
| うっちゃっておけ |
投げすてておけ |
そだことだらうっちゃっておけ。 |
| (え) |
| えすす |
石臼 |
えすすで粉挽く。 |
| えんがみる |
難儀する |
道が悪くてえんがみた。 |
| えんのめえ |
家の前 |
えんのめえで犬めら交えでやがる。 |
| (お) |
| おっかねえ |
おそろしい |
あの顔つきのおっかねえときたら・・・・ |
| おっこむ |
仕舞 |
雨模様だから稲おっこむ。 |
| おもしゃぐねえ |
面白くない |
そだ話さっぱりおもしゃぐねえ。 |
| おどげえ |
あご |
おどげえがながい。 |
| おがしな |
変な(又は)不思議 |
おがしな夢みた。 |
| おがた(おかだ) |
妻 |
あいつのおかだのケチ糞。 |
| おっきょっちゃ |
折れた |
柿の木がおっきょっちゃ。 |
| おっぽろく |
遺失する |
財布おっぽろくなんてバカな野郎だ。 |
| おどで |
一昨日 |
おどで行き合ったかな。 |
| おこらっちゃ |
叱られた |
親父にさんざんおこらっちゃ。 |
| おだまこ |
おたまじゃくし |
|
| おったまげた |
びっくりした |
ひょうっこり出られておったまげた。 |
| おきむくり |
起き立てに |
おきむくりに用足しさ行ぐ。 |
| おっころぶ |
転ぶ |
下駄なもんでおっころぶ。 |
| おどげでねえ |
容易でない |
人の世話するなんておどげでねえ。 |
| おわずれえ |
日蝕・月蝕 |
|
| おっきょる |
折る |
柴はおっきょってくべろ。 |
| (か) |
| がきめら |
子供達 |
隣の家のがきめら。 |
| かかりご |
相続人 |
あの家のかかりごはよくできた息子だ。 |
| がおる |
弱る(こまった) |
苗が足りなくて、がおった。 |
| かだっぱ |
片方 |
かだっぽの緒が切れた。 |
| かっつえわし |
うるさい |
この餓鬼奴等のかっつえわしこと・・・・ |
| かすかだる |
余計なことを言う |
知れも知んにくせに、かすかだる。 |
| がめる |
ごまかす |
あのヤロにがめらっちゃ。 |
| かんます・かんまがす |
かき廻す |
水を入れてかんまかして飲め。 |
| がんづく |
気づく |
まさかそだとはがんづかなかったナ。 |
| かんぷら |
馬鈴箸 |
|
| からかみ |
襖 |
|
| かさぴた |
瘡蓋 |
|
| (き) |
| きかねえ |
気が強い |
おなごのクセにきかねえめろだ。 |
| きらず |
豆腐カラ |
きらず買ってこう。 |
| きどころね |
うたたね |
おめえときたら飲んで来っときどころねだ。 |
| きびちょ |
急須 |
そのきびちょこっちさ廻して呉んちえ。 |
| きびつら |
いびつ |
まけて貰った梨はきびつらだった。 |
| (く) |
| くいぬげ |
大食い |
ろくな仕事も出来ねえで、あのくいぬげヤロ。 |
| くさもち |
売娼婦 |
金のねえやろはくさもち買いで、女郎子や芸者には手が出なかった。 |
| くらつける |
打つ・たたく |
憎らしいからくらすけた。 |
| くたびれた |
疲れた |
田植でくたびれた。 |
| くたばる |
死ぬ |
あのおやじもとうとうくたばったど。 |
| ぐづらもづら |
小言 |
なんしゃつけてもぐづらもづらいう奴だ。 |
| くわご |
桑の実 |
|
| ぐるりもっけい |
周囲みんな |
ぐるりもつけえで悪口いってる。 |
| (け) |
| けえちゃ |
うらがえし |
そのむしろけえちゃだ。 |
| けそっとして |
平気で |
嘘ぬいてけそっとしてる奴。 |
| けんぶく |
毛 |
あのこうのけのけんぶくは長い。 |
| けんぺき |
肩こり |
けんぺきん時はアンマ膏貼ったもんだが・・・・ |
| げす |
尻 |
あのおなごのげすは臼みていだ。 |
| げんちょも |
けれども |
それはそうだげんちょも・・・・ |
| (こ) |
| ごいら |
急に |
そうごいら頼まれたって出来るもんでねえ。 |
| ごせやく |
怒る・腹を立てる |
あ奴すぐにごせやく。 |
| こうのげ |
眉毛 |
あのこうのげの太いこと、けだろ虫みたいだ。 |
| こぎる |
値切る |
何買うだってこぎる男。 |
| こっざかねえ |
馬鹿らしい |
こっざかねえことをする。 |
| こじはん |
午後の間食 |
こじはん食ったか。 |
| (さ) |
| さくい |
気易い |
ほんに気のさくい娘だこと・・・・ |
| さっきな |
ちょっと前 |
さっきなこの道通っていった。 |
| さっさど |
早く |
さっさど掃いっちめえ。 |
| さぎおどで |
一昨昨日 |
それはさきおどでだったべ。 |
| ざざんぼ |
葬式 |
組(区)さざざんぼできた。 |
| さっぱり |
少しも |
さっぱり役に立たねえ人だ。 |
| ざぞう |
盲目 |
ざぞうはテレビも見られねえ。 |
| さすけえねえ |
差し支えない |
さすけえねえからやってみろ。 |
| (し) |
| しゃで |
弟 |
どっちかというとしゃでのほうが腹黒いな。 |
| したき |
つば |
縄もじりにはしたきをつけてやる。 |
| しょうし |
恥ずかしい |
むかしは14・5で花嫁になったもんだから、しょうしの当たりめえだべ。 |
| しゃっぽ |
帽子 |
しゃっぽを横っちょにかぶる。 |
| しめし |
おしめ |
病人のしめし。 |
| しこったま |
沢山 |
しこったま栗拾ってきた。 |
| しなくせえ |
こげくさい |
藁もやしたのかしなくせえな。 |
| (す) |
| すいしろ |
風呂 |
風ねえからすいしろたてろ。 |
| すげねえ |
さびしい |
ぢいさま亡くなってなんぼかすげねえべん。 |
| ずない |
大きい |
ずない大根辛くねえ・・・・ってな。 |
| (せ) |
| せでいぐ |
連れて行く |
町させでえぐ。 |
| せな |
兄 |
せなの嘘つき、慾たかり。 |
| せっちん |
大便所 |
せっつんの戸よく閉めとけ。 |
| (そ) |
| そだげんちも |
そうだけれども |
|
| そぐった |
失敗した |
あの馬喰に牛交換してそくった |
| そごら |
その辺 |
そごらよっく捜してみろ。 |
| そべアる |
あまえる |
あの餓鬼、そべアる。 |
| そろっと |
静かに |
そろっとかくれた。 |
| そんま |
早速・すぐに |
そんま安達駅まで行ってくる。 |
| (た) |
| たっぴらこい |
平たい |
たっぴらこい煎餅 |
| たっぺ |
すべること |
あの坂のたっぺで転んだ。 |
| だだっぴろい |
広々としている |
だだっぴろい原っぱだ。 |
| たへえなし |
放言 |
いつもたへえなしいいやがる。 |
| たまげた |
おどろいた |
ふんどしの汚れてンのにはたまげたナ。 |
| だら |
人糞尿 |
だらかつぎ。 |
| たんがく |
持ちあげる |
力を入れてたんがく。 |
| たんと |
沢山 |
ちっとよりたんとほどいい。 |
| たんねる |
探す |
たんねると出てきた。 |
| だんじゃ |
誰だ |
そこに居んのはだんじゃ。 |
| (ち) |
| ちょうずば |
便所 |
ちょうずばに廻っていぐ。 |
| ちょうどしている |
じっとしている |
なに魂消て、ちょうどしてんだ。 |
| ちょっきり |
丁度 |
ちょっきり十間だ。 |
| ちょっこら |
ちょっと |
ちょっこら来てくんちえ。 |
| ちびらちびら |
少しずつ(を重ねる場合) |
ちびらちびら食うから胃病が治んねえ。 |
| ぢだんぽ |
どん栗 |
がし年にはぢたんぽを食った。 |
| (つ) |
| つぶ |
たにし |
つぶ拾い。 |
| つけあげ |
天ぷら |
つけあげつけれ。 |
| つらつき |
顔色 |
ちょっとのことで、つらつきを変える人。 |
| づない |
大きい |
づない身体だな。 |
| つんだす |
差し出す |
それをつんだしてくれろ。 |
| つんのめる |
前にころぶ |
子供は頭が重いからつんのめる。 |
| (て) |
| でえでえ |
兄 |
おらいのでえでえ。 |
| でどぐち |
出口 |
停車場のでどぐちで待ってる。 |
| てっけん |
最初 |
おら、てっけんからそう見当つけていた。 |
| でんぐりげえった |
ひっくり返った |
のみすぎて、でんぐりげえった。 |
| てんでに |
別々に(又は)各々 |
昼弁当はてんでにもっていぐ。 |
| てんぐるま |
肩ぐるま |
てんぐるまになる。 |
| でんぼう |
浪費者 |
あのでんぼう野郎。 |
| でれすけ |
間ねけ |
あのでれすけ野郎。 |
| (と) |
| とうみぎ |
とうきび |
とうみぎ焼け。 |
| とうろく |
いんげん豆 |
|
| とっこす |
通り越す |
後からまりとっこした。 |
| どっちゃ |
どこに(どちら) |
にしゃ、どっちゃ行く。 |
| とっけじ |
鶏のとさか |
|
| とっぱぐる |
取り損ねる |
とっぱぐって皿を割った。 |
| とんぼぐち |
家の入口 |
とんぼぐちの戸をあける。 |
| どのる |
腹痛などがおちつく。 |
|
| (な) |
| なじょったべ |
どうでしょう |
そうしては、なじょったべ。 |
| なす |
産む |
ややこなす。 |
| なにけえら |
いろいろ |
なにけえら売りに来た。 |
| なづき |
額(ひたい) |
なづきの傷。 |
| なにばしもねえ |
いくらもない |
なにばしもねえ身上・・・・ |
| (に) |
| にげえ |
二階 |
にげえさ簇つける。 |
| にしゃ |
汝 |
一応にしゃの意見をきく。 |
| (ぬ) |
| ぬさる |
乗る |
自動車さぬさる。 |
| ぬすくれえ(猫) |
野良猫 |
誰奴かぶん投げたこのぬすくれ猫・・・・ |
| ねぐい |
暖かい |
今日はぬぐいなん。 |
| (ね) |
| なえ |
無い |
この袋には何もねえ。 |
| ねらべる |
にらむ |
あのままががねらべてる。 |
| (の) |
| のっぺぐろ |
でたらめ |
のっぺくろ語るもんでねえ。 |
| のこい |
おそい |
こののろい歩き。・・・・ |
| のさくさ |
ゆっくり |
のさくさしてんでねえ。 |
| のだしに |
むやみに |
のだしに呉れらんにえ。 |
| のっぺー |
たびたび |
のっぺー来んな。 |
| のへっと |
鈍い様子 |
のへっとしている奴。 |
| (は) |
| はがえぐ |
はかどる |
田植がはがえぐ。 |
| ばかいも |
長芋 |
ばがいも堀さいぐ。 |
| はだいも |
里芋 |
はだいもが腐って、種芋もねえ。 |
| ばっちこ |
末子 |
おらいのばっちこは六つだわん。 |
| はなぐら |
いびき |
はなぐらがたかくてそばで眠らんにえ。 |
| はらくっち |
満腹 |
餅5つ食ったらはらくっち。 |
| はねくら |
(競争)かけ足 |
運動会のはねくらで尻から1等。 |
| ばんげしな |
夕方 |
ばんげしなまでには帰ってこうヨ。 |
| はんな |
馬の口なわ |
はんなをもつ。 |
| (ひ) |
| びっこたっこ |
そろわない(こと) |
重ねかたがびっこたっこだ。 |
| ひじゃかぶ |
ひざがしら |
ひじゃかぶ痛くて歩かんにえ。 |
| びったらこい |
平たい |
びったらこい餅。 |
| ひょっこり(ひょこっと) |
突然 |
ひょっこり来た。 |
| ひんのめえ |
昼の前(午前) |
ひんのめえの一服。 |
| (ふ) |
| ぶちる |
まだらになる |
春先は生紙を早く乾さねど、ぶちる。 |
| ぶっとばす |
打叩く |
このヤロ生意気すっと、ぶっとばすぞ。 |
| ぶっしゃせ |
不幸 |
毎年ざざんぼしては、ぶっしゃせだナ。 |
| ぶっきょっちゃ |
折れた |
古木がぶっきょっちゃ。 |
| (へ) |
| べろべろ |
ぐずぐず |
べろべろしてるうちに日が暮れる。 |
| (ほ) |
| ほいじょ(又は)ほいじょー |
包丁 |
そこのほいじょつんだしてけろ。 |
| ほおたぶ |
頬 |
飲みすぎたのか、おめえのほおたぶ赤いな。 |
| ほろう |
なくす |
財布をほうろく。 |
| ほまち |
へそくり金 |
あのばさまはほまちつくりが上手だ。 |
| ぽうぽい |
あったか(煮物) |
ぽうぽいうちに食ってくんちえ。 |
| ほだに |
そんなに |
ほだに気ままばっかり許しておけねえ。 |
| ほーづきまある |
うろつきまわる |
|
| ほど |
いろり |
ほどさ栗あぶっておいた。 |
| (ま) |
| まちっぽい |
まぶしい又は(まばゆい) |
天道サマかまちぽくて・・・・ |
| まぶる |
守る・見張る |
十字路んところでまぶる。 |
| (み) |
| みだぐねえ |
見にくい |
みだぐねえメロだ。 |
| みぐせえ |
見ぐるしい |
へなりへなりして男のクセに・・・・みぐせえ。 |
| みば |
体裁・外観 |
みばいい屋根造。 |
| むなぐさ・むなくそ |
気分 |
どうもむなくそ悪くて・・・・ |
| むごい(又は)もごい |
かわいそうだ |
あの婿はほんにむごえ。 |
| (む) |
| むなぐさ・むなくそ |
気分 |
どうもむなくそ悪くて・・・・ |
| むごい(又は)もごい |
かわいそうだ |
あの婿はほんにむごえ。 |
| (め) |
| めえーめえ |
各々 |
そうめえーめえに貰ってすまねなん。 |
| めんごい(又は)めんげ |
かわいい |
|
| (も) |
| もてる |
分けつるす |
稲がよくもてたなん。 |
| (や) |
| ややこ |
櫻子 |
あのややこ。 |
| やかむ |
嫉妬する |
やかむでばありけづかる奴。 |
| やばし |
不潔 |
あの男の手拭のやばしこと・・・・ |
| やんだ |
いやだ |
そだこと、おらやんだ。 |
| (ゆ) |
| ゆかしい |
心配 |
一人旅ではゆかしい。 |
| ゆっつける |
結ぶ |
ややこをゆっつけてやれ。 |
| (よ) |
| よがんべ |
よいです(よいでしょう) |
そんぢもよがんべ。 |
| よっぱら |
充分 |
よっぱらこねくり回す。 |
| よあけしな |
夜明け頃 |
よあがし呑んでよあけしなに帰った。 |
| (ら) |
| らっちゃねえ |
分らない |
飲みすぎてらっちゃねえなんて・・・・ |
| (り) |
| りぐしない |
意気地ない |
|
| (ろ) |
| (わ) |
| わらし |
童子 |
隣の家のわらし・てっぺねのわらし。 |
| わだまし |
新築祝 |
わだましによばっちゃ。 |
| (ん) |
| んだぎんじょも |
そうなんだけれど |
|