広報にほんまつNo.86
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広報にほんまつ 2013.12 新年明けましておめでとうございます。 輝かしい新春を迎え、皆様の「しあわせ」を心からお祈り申し上げます。 大震災、原発事故から二年目を迎えました。私は、子どもや市民の「命と健康、暮らしを守る」ことを最優先に全力で取り組んでいるところです。原発事故、放射能対策につきましては、放射能による被ばく防止と食の安全を最優先に、学校と農地除染を実施するとともに、住宅除染については、二年間で全戸除染を進める目標を決定し実施しているところです。学校給食・野菜の放射性物質の測定やコメの全量全袋検査、ホールボディカウンターによる被ばく健康調査も進めてまいりました。 「とうわこども園」の開園や学校の耐震化、道の駅安達や道路網の整備など、計画しております新規・継続事業を順調に進捗させることができ、市政の着実な進展を見ることができました。これ偏に、皆様方のご協力の賜であり深く感謝を申し上げます。 私は、大震災、原発事故からの復興において最も重要なことは、単に、震災前の二本松の姿に戻すことではなく、「新しい二本松の未来を拓く」ことであると考えております。 百年の大計に立って、第一に「教育の振興」人づくりを図ります。「命輝く子どもの育成」、「自分の将来に明るい希望を持つ、元気な子どもを育てる」ことを目指して「二本松市学力向上・生活改善プロジェクト」を推進するとともに「トップアスリートの育成」、スポーツ・文化の振興、世界を舞台に活躍できる人づくりを進めてまいります。 幼児教育、保育の充実のために「(仮称)にいどのこども園」を整備するとともに、「まつが丘保育所」と「かすみが丘保育所」の新たな整備充実を進めてまいります。赤ちゃんからお年寄りまで、明るく元気に過ごせるまち「健康寿命延伸都市・二本松」の創造を目指して「屋内温水プール」の新設や「スカイピアあだたら」の拡充、「介護老人福祉施設」の整備など、夢のあるスポーツ、健康、交流のハード、ソフト両面の整備を進めてまいります。 第二に「産業の振興」「観光都市二本松」の推進であります。新たな投資を内外から呼び込み、市民並びに浜通り地方から避難されている方を含めて働く場の確保や経済の活性化、企業誘致を図るために「ふくしま復興工業団地」の整備や「ふくしま企業立地補助金」を活用して積極的に企業誘致と産業振興、観光・交流を推進してまいります。 第三に「新しいまちづくり」であります。「二本松市民であることが誇りに思えるまち、活気があってゆとりと豊かさを実感できるまち、市民であることに喜びを感じることができるまち」を目指し「二本松中心市街地拠点」や「サブ拠点」として「安達駅周辺」と「杉田駅周辺」の新しい計画的なまちづくりを進めてまいります。 国際化や高度情報化、少子・高齢化が急速に進行する中で、「地方主権改革」や地方自治体の自立的な運営、地域経済や雇用情勢の改善、原発事故対策など、様々な課題が山積しておりますが「改革・自立・市民との協働のまちづくり」をキーワードに、改革を断行し、この難局を乗り越え「人が輝き、地域が輝く 美しい豊かな二本松」を築いていく決意であります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 新年は、あらゆる面で、明るく、素晴らしい年になってほしいものと念願しております。皆様にとって、健康で希望に満ちた輝かしい一年となりますよう心からご祈念申し上げまして年頭のご挨拶といたします。平成二十五年一月吉日希望の復興輝く未来 二本松二本松市長  三 保 恵 一  

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