広報にほんまつNo.123
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広報にほんまつ 2016.213ご予約は0243-24-2225〒964-0074 福島県二本松市岳温泉1-106【市民に感謝!平日限定ミニ会席プラン】  お一人様(1泊2食付)¥8,650(消費税・入湯税込)*ご予約の際に【広報にほんまつを見た】とお伝えください。*土曜日・祝前日・特別期間(12/30~1/3、4/28~5/5)は対象外となります。*空室状況はお問合せくださいませ。【市民に感謝!平日限定ミニ会席プラン】  お一人様(1泊2食付)¥8,650(消費税・入湯税込)*ご予約の際に【広報にほんまつを見た】とお伝えください。*土曜日・祝前日・特別期間(12/30~1/3、4/28~5/5)は対象外となります。*空室状況はお問合せくださいませ。 「人命を救助するのは心で思っていても、なかなかできることではない。皆さんの勇気に敬意を表したい」 安達太良山系の鉄てつざん山の中腹にある「くろがね小屋」で、昭和62年から管理人を務め、現在はこの小屋の支所長をされている佐藤敏夫さん(休石原)が、昨年12月14日、安倍首相から感謝状を授与されました。吹雪の山頂付近を たった一人で捜索 平成27年3月14日午後4時15分、くろがね小屋にいた佐藤さんのもとに警察署から「安達太良山頂付近で男女二人が遭難している」との連絡が入った。 佐藤さんは捜索の支度をし、午後4時45分頃に山頂を目指して捜索開始。吹雪の中捜索するも、遭難者をなかなか見つけられず諦めかけた午後8時過ぎ、二人を発見。二人の体が硬直していたことを確認すると、このまま歩かせ下山させるのは危険だと判断。持参した温かいお茶を提供しながら、二人が寝てしまわないよう「大丈夫ですか」と声をかけながら一晩ビバークした。 その時の様子を振り返り佐藤さんは「いや〜長かったです」と一言。「皆さんに〝命がけでしたね〞〝本当にすごい〞と言われます。けれど自分にとっては、それが仕事であり、あの状況下では俺しかいないと思い行ったまでです。」霧の切れ間に見えた 眼下に広がる絶景 じっとこらえて一晩を過ごした。朝方、山頂付近のガスが一瞬無くなり、眼下に福島市から郡山市までの夜景が一面に広がった。 「厳しい状況下でしたが、とてもきれいで感動した」と佐藤さん。その後、早朝5時を待って下山を開始し、1時間ほど歩いたところで遭難者の二人は無事ヘリで救助された。自分のことよりも 昨年末、市長へ授与報告をされた佐藤さんに「この感謝状をくろがね小屋に飾ってはいかがですか?」と提案したところ、「山の写真でも飾った方がよっぽどいいですよ」との答え。 小屋の管理人を務めて約30年。安達太良山を知り尽くし、たくましい山男の佐藤さんですが、控えめでつつましさも兼ね備えた優しい人柄であることを伺うことができた一言でした。人命救助内閣総理大臣感謝状授与〜自分にとってはそれが仕事であり、 あの状況下では俺しかいない〜▲ 市長へ授与報告をする佐藤くろがね小屋支所長▶総理官邸での授与式の様子(写真:内閣広報室提供)

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