広報にほんまつNo.140
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5Nihonmatsu City Public Relations, 2017.7, Japan避難するときの注意点隣近所に声を掛けて複数で避難しましょう一人で避難すると、事故に遭ったとき非常に危険です。隣近所に声を掛け、複数で避難しましょう。また日頃から隣近所とコミュニケーションを図り、行政区の行事などにも積極的に取り組みましょう。要配慮者の避難に協力しましょう要配慮者(高齢者や障がい者、乳幼児など避難が困難な方)が早めに避難できるよう、近所の皆さんは避難に協力しましょう。高齢者や病気の方々には、日頃から気配りが必要です。危険な場所は避けて避難しましょう崖や堤防などを通るのは危険です。遠回りでも、より安全な道を選びましょう。2階への避難が安全な場合もあります浸水時や夜間などは、避難場所へ移動(水平避難)することがかえって危険な場合があります。災害が切迫した状況では、自宅の2階や近くのより安全な建物の高い階などへ避難(垂直避難)しましょう。洪水時の避難方法□ブレーカーを落とす漏電による火災を防止するため、ブレーカーは必ず落としてから避難。□安全な服装でヘルメットをかぶり頭を保護し、ひもで締められる運動靴を履いて避難。□ロープでつながるはぐれないように、お互いの体をロープで結び、特に子どもからは目を離さないようにする。□歩ける深さ水深が50㎝を上回る(膝上まで)場所での避難は危険。流れが速いと20㎝程度でも歩けないことがあるため、無理せず高所で救助を待つ。□子どもや高齢者を救護高齢者や病人などは背負って避難させ、幼児は浮き袋やベビーバスなどを利用して、安全確保をする。□足元に注意長い棒をつえ代わりにして、水中の安全を確認しながら歩く。避難勧告等の名称が4月から一部変更されています   高齢者等の避難に時間を要する方に対して、避難を開始する段階であることを明確にするため、「避難準備情報」が「避難準備・高齢者等避難開始」に変更されています(詳細は広報にほんまつ6月号8ページに掲載)。焦らず  避難 いざ避難勧告や避難指示が発令されたとき、避難をするときの注意点をご存知でしょうか? 自分の身を守ることはもちろん大事ですが、単独行動をとることが、かえって危険な場合もあります。 次に記載する避難時の注意点などを頭にいれておき、焦らず速やかに避難できるようにしておきましょう。「備えあれば憂いなし」 災害による被害をできるだけ少なくするには、一人一人が自ら取り組む『自助』、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む『共助』、国や地方公共団体などが取り組む『公助』の3つが重要だといわれています。 今回の広報では、自ら情報収集をして備えをしておく『自助』の部分を主に紹介しました。それは、災害が発生したとき、まず自分が無事であることが最も重要であるからです。 近年、地域のコミュニティーが少しずつ薄れていくなかで、『共助』の重要性が増してきています。災害が起きたとき、他の人を気に掛けるということは、なかなかできることではありません。しかし、今回ご紹介した自助の部分をあらかじめしっかりチェックしておけば、有事の際もおのずと心に余裕ができ、相手に優しい言葉を掛けることができるのだと思います。 『備えあれば憂いなし』。災害はいつ起こるか分かりません。本格的な雨のシーズンを前に、もう一度「備え」のチェックをしておきましょう。

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