広報にほんまつNo.142
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3Nihonmatsu City Public Relations, 2017.9, Japanひばりのように、いつまでもきれいな声で情報を届け続けたいという思いから、朗読サークル『ひばり』の名前は付いた。会員数は現在12人。実際に音訳を利用している方は10人ほど。「広報にほんまつ」の他にも新聞のコラム欄、希望があれば、電車の時刻表や、家電の取り扱い説明書なども音訳することがあるという。昔はカセットテープレコーダーで、ここ数年は、パソコンに声を吹き込み、CDにして届けている。月に2回開催する定例会。取材に伺った日は、複式呼吸の練習をしていた。活舌よく声を出すには、練習は欠かせないが、実践することで学ぶことのほうが多いという。音訳は当番制で、年に2〜3回ほど回ってくる。録音は、会員の自宅で行うことがほとんどだそうだ。皆さんの活動を始めたきっかけはそれぞれだが、ほぼ共通しているのは、音訳に興味があったということ。実際やってみると、音訳は奥が深く、ただ読むだけではない、伝えることの難しさを肌で感じていると話す。「どう読んだら伝わるのか。日々、勉強させられることの連続です」と皆、口にする。『ひばり』のお仕事読むだけじゃない伝えることの難しさ朗読サークル『ひばり』定例会の様子会員同士の何げない話から定例会がはじまる

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