広報にほんまつNo.142
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6広報にほんまつ 2017.9声が届いてつながって支えあう“声のお便り”として、朗読サークル『ひばり』の会員がそれぞれ自分の好きな話を録音して利用者に配った。朗読サークル『ひばり』が開催する交流会での話。腱けんしょうえん鞘炎になった話をした会員に、利用者が「腱鞘炎治った?」と声をかけた。声を聴いただけで自分だと分かってくれたことに驚いた。そして自分の声がちゃんと届いていたことが何よりうれしかったという。人は、人と話をすることで理解し合える。でも、障害について知らないと、どう関わっていいのか分からず避けてしまうことがある。障がいがある人もそうでない人も共に生きる社会づくりの第一歩は、皆さんの中に、心のバリアフリーを築くことからはじまるのかもしれない。誰もが暮らしやすい二本松市へinterview昨年施行された「障害者差別解消法」では、障がいがある方々への配慮を、これまで以上に行うよう求めており、市としても市職員の対応の指針を定めて、各部署において十分な配慮ができるよう努めています。また、こうした考え方を規範とし、市ではさまざまな障がいがある方々に向けた福祉サービスの提供や、日常の相談対応等を行っています。視覚や聴覚に障がいがあり、情報の取得や意思疎通が困難な方々への事業としては、今回ご紹介した『ひばり』さんのような視覚障がい者の支援団体や、聴覚障がい者向けの手話通訳者の活動などをサポートしています。障がいの有無に関わらず、誰もが暮らしやすく、豊かな生活を送ることのできるまちを目指していきたいと思っています。そのためにも、障がい福祉に関する各種施策の実施にあたっては、今後も一人一人に寄り添った対応に努めていかなければならないと考えています。二本松市福祉部福祉課 市川博夫課長公共機関や病院など窓口での筆談対応表示を市内で進めている

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