広報にほんまつNo.152
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32広報にほんまつ 2018.702 藩校「敬学舘」跡が確認されました   二本松少年隊士たちも通った、藩校「敬学舘」の所在が明らかに平成28年度に、藩校「敬学舘」が所在していたことが予想される場所の試掘調査を実施しました。この場所は、昭和63(1988)年頃まで簡易裁判所と検察庁があり、現在は砂利敷きの駐車場となっている場所で、江戸時代の絵図面では“学校”あるいは“学館”と記されていました。調査結果北東側…東西17.2m、南北8.7mの建造物が確認され、通常の侍屋敷に比べて灯明具が大量に出土しました。灯明具を多く用いる施設として「学校」はふさわしいと考えられることから、絵図面で示された「学校」、いわゆる“校舎”の跡である思われます。南側…この建物の南側には“つくばい”と“池”が検出され、茶道具である碗が出土したことから、茶室を備えた庭園があったとみられます。南西側…蔵跡が東西に並んで2棟が発見されました。絵図でも2棟の「武器蔵」が描かれており、今回発見された蔵跡も同じ機能をもつものかもしれません。その他…箕輪門前の通路幅が再確認されたことも大きな成果です。箕輪門下を流れる二合田用水と平行する石列や溝跡が検出され、この石列の南北で整地土層の違いが確認され、二合田用水の水路壁から計測すると通路幅は16.2m(9間)、東西の延長は約55m確認することができました。以上のことから、藩校「敬学舘」が記録どおりの設備を備えたものであったことが明らかとなり、また城跡正面にふさわしい空間が確保されていたことが再確認されました。詳しくは、二本松城跡のウェブサイトをご覧ください。◎問い合わせ文化課文化振興係☎(55)5154▲ 赤枠部分が今回の調査位置(図は丹羽家所蔵の二本松御城郭全図) 二本松を代表する秋のイベント「二本松の菊人形」。このイベントの魅力を全国に発信するとともに、二本松のPRをしてくれる『菊むすめ』の選考会が6月9日に行われ、4人の方が選ばれました。選ばれた方々をご紹介します。03 第64回二本松の菊人形「菊むすめ」   二本松の魅力を全国へPR                ≪①趣味②抱負≫溝みぞ井い 茜あか梨りさん(向原)  ①野球観戦②好きなことや興味をもったことに積極的に参加することができる長所を生かし、世界に向けて菊人形をアピールしていきたい。齋さい藤とう 美み咲さきさん(油井)  ①温泉巡り②菊人形のほかにも、温泉や桜、祭りなどの二本松の素晴らしさを、改めて自分で発見しながらPRしていきたい。佐さ藤とう 真ま莉り子こさん(茶園)  ①食べ歩き②たくさんのイベントに参加し、楽しみながらも、最後まで責任をもって二本松を発信していきたい。国こく分ぶん ゆうかさん(下長折)  ①映画鑑賞②二本松の魅力を最大限に伝えていけるように、活動していきたい。写真左から、溝井さん、齋藤さん、佐藤さん、国分さん

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