広報にほんまつNo.159
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4広報にほんまつ 2019.2 災害現場などで消防活動にあたる人員として、一般的には消防職員と消防団員がいます。消防職員とは常勤の地方公務員で、安達地方では、安達地方広域行政組合消防本部に勤務する職員のことをいいます。 一方、消防団員とは、普段はそれぞれの職業を持ちながらも、「自分たちの地域は自分たちで守る」という精神に基づき、災害発生時には自宅や職場から出動する人たちをいい、崇高な使命感にあふれたボランティアです。こうした地域の住民による消防団員によって構成されるのが消防団です。その身分は非常勤特別職の地方公務員で、身分は市の条例により定められています。災害現場では、消防職員と消防団員が互いに協力し合って活動しています。消防団員とは 消防団の活動の中で一番重要な任務は、火災や台風などの災害時の活動となります。 まず市内で火災が発生した場合、市の防災無線や火災発生メールなどで火災発生を知った団員は、すぐに消防屯所に集合、消防車両に乗り込み火災現場へ向かいます。そして消防署員と協力して消火活動を行います。 また、地震や大雨などの気象災害時や災害の発生が予測される場合は、昼夜を問わず、市内の危険箇所を点検しながらパトロールを続けます。 その他にも、火災や災害を未然に防ぐための広報活動などの予防消防活動や、万が一の災害に備えた消防ポンプの点検や中継訓練、団内の統制を図るための規律訓練、行方不明者の捜索など、消防団の活動にはさまざまなものがあり、すべての活動が、地域の安全を守るために欠かせない活動となっています。消防団の活動とは二本松市消防団は、本団および4地区隊17分団で組織される。各分団は、それぞれ字ごと等で区分され、その分団の下には、より細分された各部・班が存在し、市内全域をカバーできる体制となっている。安達地区隊二本松地区隊岩代地区隊東和地区隊 二本松市では平成30年4月1日現在、1445人の消防団員が、各地区隊・分団に所属しながら活動しています(下の組織図参照)。 消防団活動は、火災発生時の消火活動にとどまりません。地震や台風、豪雨などによる大規模災害が発生しやすい「災害大国日本」では、いついかなる災害が発生するか分からず、地元のことを誰よりも知る消防団員たちは、これらの災害に備え、常日頃から万全の備えをしています。 仕事や家庭の合間を縫って、地域を守るための活動を続ける消防団員たち。ここでは、その主な活動内容などを紹介します。二本松市消防団各分団区域図消防団とは。●第1分団●第2分団●第3分団●第4分団※この図は、各分団の大まかな位置を示したイメージ図です。●第1分団●第2分団●第3分団●第4分団●第5分団●第6分団●第1分団●第2分団●第3分団●第1分団●第2分団●第3分団●第4分団市 長東和地区隊 地区隊長  1 副地区隊長 1 指導員   1本 団 団長  1 副団長 1二本松地区隊 地区隊長  1 副地区隊長 1 指導員   2岩代地区隊 地区隊長  1 副地区隊長 1 指導員   1安達地区隊 地区隊長  1 副地区隊長 1 指導員   1二本松市消防団組織図第1分団第2分団第3分団第6分団第5分団第4分団第1分団第2分団第3分団第4分団第1分団第2分団第3分団第1分団第2分団第3分団第4分団二本松地区の区域塩沢地区の区域岳下地区の区域大平地区の区域石井地区の区域杉田地区の区域油井の区域渋川、米沢、吉倉の区域上川崎、小沢の区域下川崎の区域小浜、西勝田西部、成田、上長折、下長折、長折、西勝田東部の区域西新殿、杉沢、東新殿、初森、上太田の区域百目木、茂原、田沢の区域針道の区域木幡の区域太田の区域(字下田、芦堰を除く)戸沢の区域、太田字下田・芦堰の区域7部3部3部5部3部3部6部2部4部3部7部3部5部2部3部3部3部 分団を構成する部の数と、管轄区域   

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