広報にほんまつNo.159
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9Nihonmatsu City Public Relations, 2019.2, Japan後輩などもあまり関係ありません。本当に気軽に皆と話せる場所なんです。入団当初は知り合いも少なく居心地があまり良くなかった屯所も、時が経つと、自分の家と同じくらい居心地が良くなります。愚痴も言い合えるし、相談にも乗ってもらえる。そして全く違う仕事をしている人たちが集まる集団だからこそ、いろいろな情報が得られ、自分の人生にも役立つんです。自分に何か困ったことがあると、あの人に相談しようという選択肢が格段に広がる。消防団に入ったことが、私の人生の宝を増やしてくれました。」消防団員だからこそ得られるもの 同じ地域に住む人は、スーパーやコンビニなど、多少なりとも日常どこかで顔を合わせます。そのとき、挨拶を交わすだけであれば、ただの知り合いに過ぎません。もちろんそれも大事なことですが、立ち止まって挨拶以外の雑談を交わせるのが友人としての証であり、消防団とは、そういった仲間を多く増やせる場所なのだと思います。 消防団員として活動することは、それまでの自分の自由な時間をせばめることになるかもしれません。しかし団員として活動した結果、彼らには一生涯の宝ができるのです。かけがえのない「仲間」という宝を。 消防屯所の扉を開けると、そこでは多くの人たちが待っていてくれています。それは、その先もずっと付き合うことのできる、大切な仲間たちなのです。女性消防団員も募集しています 二本松市消防団では、女性消防団員を募集しています。女性特有の優しさやきめ細やかさを生かし、消防団活動の充実強化を図ることを目的としています。全国では現在、約2万6千人の女性消防団員が活躍しており、二本松市でも4月より、女性消防団員が新たに誕生する予定です。応募資格 市内に居住する18歳以上で健康な方活動内容 ①消防団・消防署が行う主要行事への参加 ②火防・防災に対する啓発・広報活動 ③災害時の後方支援 処 遇 ・身分は非常勤特別職の地方公務員です。 ・報酬は、条例に基づき年間一定額が支給されます。 ・被服は、作業服等一式を貸与します。興味のある方は、地元の消防団員または市役所・各支所の担当課へお気軽にお問い合わせください。◎問い合わせ… 生活環境課市民生活係 ☎(55)5102 Fax(22)4479消防団員にとって毎年2月は、4月からの新入団員を確保し、市役所へ報告する期限の時期です。団員たちは昼夜を問わず、地元に住む方の家へ訪問しながら、団員確保に努めています。勧誘を受けた方は、話だけでもいいので、ぜひ聞いてみてください。『みんな消防団に入ってくださーい!』消防屯所の入り口扉の前でポーズを決める団員たち。消防団の良さを、少しでも多くの人に知ってもらいたい。そんな思いから、取材の際に無理なポーズをお願いしても、団員の皆さんは快く引き受けてくれました。

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