市議会だより 第37号
7/16

7行政視察報告 福岡県太宰府市では、「高齢者あんしんダイヤル」事業について視察しました。この事業は、地域包括支援センターの閉庁時間でも、高齢者の健康や介護に関わる悩み事について電話相談ができるもので、専門業者に委託して実施されています。電話の応対者は看護師やケアマネージャー、臨床心理士といった資格を有する者があたるため、幅広い相談に応じることができます。 大野城市では、「教育サポートセンター」について視察しました。これは、「教育と福祉のジョイント」と銘打ち、0歳から15歳までの子どもを一貫して支援しようとするもので、全国的にも珍しい組織です。センターには校長経験者や社会福祉士などが配置され、いじめや不登校、発達障がいなどの様々なケースに対し、チームで対応する体制が整えられており、縦割行政の弊害が無く、必要な情報を的確に収集でき、実際の不登校解消にもつながったケースも報告されています。 神埼市では、「学校教育事業」について視察しました。神埼市は、近年叫ばれる子どもの規範意識の低下を未然に防ぐため、改めて守るべき事項を掲げた「神埼市四か条の誓い」を作成、子どもたちだけでなく、広く市民に周知をしています。これは、子どもは学校だけでなく、地域全体で育てていくものだという考え方に基づいており、この「四か条の誓い」の周知によって、大人の教育に対する意識も高まりつつあるとのことでした。 春日市では「コミュニティスクール」について視察しました。これは、学校に学校運営の方針を決定する「学校運営協議会」を置き、構成員に自治会、PTA等地域の方々に入ってもらうことで、教育における学校・家庭・地域の役割を明確化し、相互に連携して子どもを育てる基盤を作ろうとするものです。この取り組みにより、子どもの学力向上はもとより、学校・家庭・地域の三者が連携することで地域活性化の効果が生まれているとのことです。文教福祉常任委員会学校教育事業などを視察11月10日~12日 福岡県太宰府市・大野城市・春日市・佐賀県神埼市春日市での行政視察の様子社会保障費の抑制、高齢者の生きがいの創出などを目的とした助成制度であります。 ほかに、住宅建設等促進助成制度、景観建築物等助成制度、小宅地移転助成制度、移住促進住宅改修事業補助金制度、商店街空き店舗等活用事業奨励金制度等の説明を受けました。多種多様な支援制度により、定住人口の増加、古い町並みの保存、地域経済の活性化を進めております。 静岡市では、「山間地域における道路整備事業」について視察しました。 山間地域の道路整備については、急峻な地形等により膨大な事業費がかかることから、従来の方針である2車線整備では整備が進まない状況のため、地域の実情にあったローカルルールに基づく1.5車線的道路整備の手法を取り入れ、道路整備を進めており、現道の有効利用を図りつつ、必要な箇所を1車線改良や待避所設置などにより、すれ違いしやすくし、また、急カーブ箇所では、曲線半径改良や立ち木伐採などにより見通しを確保します。これまでより、少ない予算、短い工期で、スムーズな通行が可能となり、山間地域に住む市民の利便性を向上させることが可能となります。 飛騨市では、「住宅・建築物に関する支援制度」について視察しました。 三世代同居世帯等支援事業補助金制度は、三世代同居の世帯に対し、住宅の改修等を行う場合、その費用の一部を助成する制度であり、それまで実施していた住宅リフォーム補助金制度を見直し、助成対象を三世代同居の世帯に限定することで、三世帯同居を推進し、人口減少対策、子どもの健全な育成、在宅介護による山間地域における道路整備事業などを視察11月11日~13日 静岡県静岡市・岐阜県飛騨市建設水道常任委員会静岡市での行政視察の様子

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です