二本松の提灯祭り

二本松の提灯祭り

種別

重要無形民俗文化財

指定年月日

平成23年6月10日

所在地

二本松市本町1-61

所有者(管理団体)

二本松神社例大祭提灯祭保存会

概要

二本松市本町の二本松神社の秋祭りは「二本松の提燈祭り」といわれ、氏子の若宮、松岡、本町、亀谷、竹田、根崎、郭内の7町内からそれぞれ太鼓台が繰り出し、祭り囃子を奏する。
祭日は、かつて旧暦8月14日から3日間で、一時新暦9月になり、その後同10月4日から3日間としていた。令和元年からは10月第1土曜から3日間となった。太鼓台はこの間町内を練り歩く。
太鼓台は町内によって多少の相違はあるが、おおよそ間口1.7m、奥行2.3m、高さ3.5mで4つ車がつき、棟と欄間には彫刻をほどこし、金箔仕上げをしてある。また、夜間は庇から上に枠を組んで、300個前後の提燈を取りつけ、さらに屋根の上にはスギナリという7m前後の竹を立て、その先端を割って8個の提燈を下げる。これらの提燈をともして町内を引き回すことがこの祭りの特色であり、祇園祭りの神迎えの宵宮の型をよく移している。
この太鼓台には鋲留大太鼓1個を締太鼓3個が取り付けてあり、さらに笛方2、3名、鉦1名、鼓1名が1組となって乗り込む。ただし、鼓は用いない町内もある。大太鼓と笛は若連が、他は中学3年生までの男子が奏す。
伝承されている曲数は町内によって異なるが、いずれの曲目も奏する時と場所が厳格にきまっている。「しゃんぎり」は「しゃぎり」ともいい、最も威勢のいい囃子で、急ぐ時、上り坂、太鼓台の向きを変える時などに奏する。「若囃子」は上り坂の途中で休む場合、その間だけ奏し、「祇園」は平坦地で奏するほか、本町、竹田、郭内では宮づめに「聖天」の代りに奏している。「祇園くずし」は若宮では下り坂で、根崎では平坦地で奏する。「角兵衛」「角兵衛くずし」「てんや」「てんやくずし」は通り囃子の1種で、平坦地を進む時、「豊囃子」と「一本囃子」は最もゆったりしたテンポの囃子で、下り坂で奏する。「聖天」は奉納囃子で宮づめに奏するほか、松岡だけでは「祇園」を「聖天」と名を変え、平坦地を進む時にも奏する。「岡崎」は竹田にのみ伝わるもので、竹田町内の御徒町通りを歩く時だけ奏する。また神輿や他町内の太鼓台とすれ違う時と、他町内の祭典事務所の前を通過する時は一時中止する習わしである。
伝来の歴史については充分明らかではないが、『相生集』に「寛文四辰年(1664年)六月廿四日竹田町根崎町相はかりて愛宕の祭礼を営み初て神輿を渡し神楽太鼓を打て町々を押わたし(以下略)」とあり、初期の祭り囃子の様子がうかがわれ、また、寛政3年(1791年)8月の「御祭礼行列書上帳」本町の項に、「囃子方、笛三管六人、鼓六調六人、太鼓三柄八人」とあり、以下、亀谷、竹田、松岡、根崎、若宮の各町内についても同様にしるされており、当時すでにこの祭り囃子が盛んに行われていることを知る。
この祭りの主体である町内会や若連組織は、伝統をよく守っていて、運営も厳格である。「呼び起こし」も、県内ではまれに見る習俗である。神事・囃子ともに地方色が濃く、福島県を代表する祭りの一つとして高い価値がある。

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