相生集

相生集

種別

有形文化財 典籍

指定年月日

平成11年7月1日

所在地

二本松市歴史資料館(二本松市本町一丁目102番地)

所有者(管理団体)

二本松市教育委員会

概要

「相生集」は二本松藩における地誌として、近世安達郡・安積郡を網羅した歴史資料書であり、高い価値を示している。その名は二本松の嘉名に基づき、緑濃い長生・長寿のゆかりにより名付けられたといわれる。
著者大鐘義鳴は、天保元年(1830年)「二本松藩士知行調」には石高55石とあり、二本松藩評定方儒者、江戸御台所取締、奥御用聞、御勝手方勘定奉行等を歴任している。
和漢の学に通じ、和歌・国文にくわしく、本書は和銅6年(713年)風土記撰進令に準じた項目により、安達郡・安積郡内を実査し、巻一に提要、三郡建置考、同沿革考、同名義考、城主歴代考、安達太郎の弁、安達次郎の弁の考察に始まり、巻二・巻三は領内村邑の名義沿革と枝村、山川を説き、巻四に安達郡山川と両郡の関梁、巻五は名勝地、それらに関わる和歌を、巻六は引きつづき名勝と俗名所、偽名所の検証と詠歌、巻七・巻八・巻九は古蹟(城館)、巻十・巻十一は神社、巻十二・巻十三は寺院、巻十四は墳墓として墓碑、石塔婆、巻十五は領内各村の特産物、動植物、それらに詠じられた和歌をまとめる。巻十六・巻十七は古代より歴史上に名を残した人物と、二本松藩政までの著名人を取り上げ、巻末には風俗と風物、行事を記している。巻十八は風俗、方言、怪物伝承、巻十九は見聞した怪異物語を収め、巻二十は雑部として採録残された和名抄記事の古駅家の検証、延喜式の駅馬、伝馬考証をもって全20巻とし、天保12年(1841年)に完成している。
文章や文意に堅苦しさがなく読める文体で、引用史料は地史、史書、随筆、系譜、紀行、由緒縁記、図絵、碑文など200点以上の記録が傍証資料として引用されている。これらの引用書は亡失のものがほとんどであるため、現在では原書の面影を偲ばせ察知させる地誌であり、かけがえのない内容が包蔵された貴重な史料である。

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