市議会だより 第48号
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視察の様子(富山県南砺市)視察の様子(北海道北斗市)おやべ型1%まちづくり事業(個人市民税の1%を財源とした市民による地域の活性化事業)では、年間の延べ人数で人口を超える市民が事業へ参加している成果や、事業推進及び質の向上のための取り組みとして、年度当初から事業を行うための制度、外部組織による評価、優良事例の発表等、当市の協働のまちづくりにおいても参考になるものでした。≪富山県南砺市≫ 定住奨励金等の各種補助のほか、市直営での移住体験ハウスの整備、大規模な婚活イベントの実施など、積極的な人口減少対策・移住定住促進事業を実施し、各事業で大きな成果をあげています。自治体間での移住者取り合いの現状や、特に過疎地域の人口減少は当市でも共通の課題であり、独自色のある施策の重要性を感じました。歴史性を生かした新たな創造と歴史的景観の調和がとれた函館らしい町並みを維持し、景観形成に努めるため、景観条例を制定し、景観基準を満たす建物の新改築には、奨励金制度を設けるなど、市民・行政が一体となった取り組みをしており、当市の城下町等の歴史や景観を活かしたまちづくりにも、大変参考になるものでした。充実した地域医療を展開するとともに、多くの保健補導員の活動により地域と一体となった保健予防活動が盛んで、健康長寿のまちとして知られています。その特性を活かしながら、アクティブシニアを移住者として呼び込み、地域の住民とともに活躍できる環境を整備する「医療連携・健康づくり推進型生涯活躍のまち」構想について視察し研究をしました。新函館北斗駅前通りは、幅員に余裕を持ち、電線の地中化や北海道らしい景観を演出し、調整池は、フットサル場等の多目的機能を兼ね備えたものとなっておりました。また、駅前開発の土地利用状況は、約半分の区画が未契約という課題もあり、当市の駅前開発においても将来性を見据えた事業整備が必要であると感じました。 常任委員会では、議案の審査のほかに、市民生活にかかわる課題について、調査・研究を行っています。 8月には、2つの委員会で行政視察を実施しました。その内容をご報告します。≪長野県佐久市≫≪北海道北斗市≫15常任委員会行政視察8月22日~24日  建設水道常任委員会≪北海道苫小牧市≫「活力ある産業と賑わいのまち」を実現するため、まちなか再生総合プロジェクトを策定し、都市機能の拡散傾向に歯止めをかけ、多くの住民がくらしやすい、歩いて生活できるコンパクトなまちづくりを進めるため、市民・民間事業者等を巻き込んだ様々な事業を展開しており、当市のまちづくりにも活かせればと感じました。≪北海道函館市≫総務常任委員会  8月1日~3日≪富山県小矢部市≫常任委員会行政視察

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