市議会だより 第50号
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弘前市での行政視察の様子北上市議会での視察の様子行政視察報告また、議会自らが議会改革の取組について評価を行う「議会評価」を毎年行うなど、議会改革に積極的に取り組んでおりました。議会報告会・意見交換会については、「地区別」と「テーマ別」の2通りの方法での開催やワークショップ形式での開催、土・日曜日での開催など市民が参加しやすい環境を検討し実施しているとのことでした。また、幅広い年代・性別の市民の声を聴くため、高校生や女性団体等との意見交換会も実施しており、積極的に広聴活動に取り組んでおりました。また、市民にわかりやすい議会の実現のため、議会モニター制度を実施し、議会傍聴や議会だよりなどを通じ意見を出してもらい、それらの改善に繋げております。さらに、議案審査にタブレット端末を導入するなど議会のICT化についても推進しておりました。今回の視察については、当市議会の議会改革を更に進めていく上で、議会運営や市民参加の視点に立った取り組みに関して、参考とすべき点が数多くあった、非常に有意義なものとなりました。《山形県新庄市》新庄市では「小・中一貫教育校 萩野学園」について視察しました。小・中学校施設一体型で9年生を4・3・2ブロック制でエリア分けしており、各教科教室等についても9学年までの授業時数の多さ・指導内容の違いに対応するために、複数の教室を配置したものになっております。当市でも小中一貫教育のような系統的で継続的な教育システムづくりも必要ではないかと感じました。《秋田県能代市》能代市では「複合施設能代ふれあいプラザ」について視察しました。能代市ふれあいプラザの建設は、急激な高齢化の進展や中心市街地の空洞化への対応などの課題解決のため重点施策として、1階には保育所等の子育て関係施設、2階には地域包括支援センターなどの介護施設、3階から8階は市営住宅といった、子供から老人まで交流できる複合施設です。≪岩手県滝沢市≫滝沢市議会では、平成26年1月から通年議会を実施しております。通年議会の効果として、年間を通じて持続的な政策論議が可能となり、市民の声を議会活動に反映しやすくなることなどがあげられました。議会報告会・意見交換会については、ワークショップ形式での開催など参加した市民が話しやすい環境づくりや興味の湧く内容づくりなどの点で工夫をしており、その結果、参加者についても微増傾向にあるとのことでした。≪岩手県北上市≫北上市議会では、平成27年12月から通年議会を実施しております。通年議会の効果として、委員会活動など議会活動が年間を通して可能となったことなどがあげられ、より活発な委員会活動に結びついているとのことでした。《秋田県大館市》大館市では「ふるさとキャリア教育」について視察しました。その中でも「子どもハローワーク」を設置することにより、社会の「ほんもの」に直接ふれる職場体験は、子どもたちの多様な進路の可能性を広げるとともに、企業や大人の意識及び地域社会を変えることにも繋がってきているとのことでした。《青森県弘前市》弘前市では「地域子育て支援事業」について視察しました。弘前駅前の閉鎖していたビルを再開発する際に、3階フロアに子育て支援施策の拠点を設け、それに加えて子育て世代の集客によりにぎわいの創出にも貢献する施設として開設されました。子育て支援センター、遊び場、託児所等を設けており安心して子育てができるスペースとなっています。20議会運営委員会 2月1日・2日行政視察報告1月〜2月に実施した行政視察の内容をご報告します。文教福祉常任委員会 1月30日〜2月1日

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