広報にほんまつ No.88
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あの日から2年私たちの体験・経験を次世代へ      大震災発生から2年という時間が経過しました。あの日、地域の役員や消防団員、民生児童委員などを中心に住民の皆さんが地域安全を守るために即座に行動を起こしました。住民の命を救うためには、自助・共助が重要だということが教訓となりました。      「壊れたもの」「失ったもの」もありますが、あの日に学んだことを私たちは決して忘れてはならないのです。家族との連絡が取れない不安、食料品など物資が入ってこない状況…。再び大災害が起きたときに、被害を最小限に食い止めるために私たちはどうすればよいのか?この震災で、日ごろの備えや訓練がいかに大切であるかを学びました。自然災害は、またいつ起こるかわかりません。できる限りの備えをすると同時に、これからの未来を担う子どもたちへ私たちの体験や学んだことを語り伝えていくことが必要です。 日ごろから確認しておきましょう 水の確保▲二本松城本丸の石垣 堅牢な石垣さえも、東日本大震災では一部が損壊しました。 平成24年6月から災害復旧工事を行い、現在は震災以前の姿を取り戻しています。 (平成25年2月撮影)非常持ち出し袋(リュックサックなど)に入れておきましょう。携帯用飲料水、食品(缶詰、ビスケットなど)、貴重品(預金通帳、印鑑など)、救急用品、ヘルメットまたは防災ずきん、軍手(厚手の手袋)、懐中電灯、衣類、下着、毛布、携帯ラジオ、電池、マッチ、ろうそく、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、筆記用具 など※小さな子どものいる家庭は、ミルク、紙おむつなども非常備蓄品(1人分)※最低3日分は用意しましょう。飲料水9㍑(3㍑×3日分)、ご飯(アルファ米など)4〜5食分、ビスケット1〜2箱、板チョコ2〜3枚、乾パン1〜2缶(袋)、缶詰2〜3缶、下着2〜3組、衣類 など 水は「飲む」だけでなく「洗う」「消す」「流す」などさまざまな用途で使用します。お風呂の水はいつもはっておきましょう。災害に備えた家族会議 非常時の連絡方法、避難の際に最終的に落ち合う場所、非常持ち出し袋の置き場所等をあらかじめ話しておきましょう。地域での助け合い ご近所の人たちとの助け合いも重要です。普段から声を掛け合いましょう。また、地域での防災訓練などに誘い合って参加しましょう。災害から身を守ろう 〜日ごろからの備え〜 大地震等の災害の際に、慌てずに行動できるように、日ごろからの備えが重要です。 準備しておきましょう 非常持ち出し品

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