広報にほんまつ No.93
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射線被ばくや健康管理について、関心を持ち続け、対応していくこと」の大切さを感じ今後の報告会予定◎問い合わせ…健康増進進課☎(55)51097月13日、安達公民館を会場にウクライナ視察報告会を開催しました。団員の多くは、チェルノブイリ原発事故後30年近くが経過し、空間放射線量の低下等で落ち着いた一面がある一方、汚染食品を食べていることにより、今でも数千ベクレルの内部被ばくがある現実に、「放ました。「視察報告集」は、8月1日より各保健センター、支所・住民センターで配付します。また、市ウェブサイトからもご覧いただけます。二本松・岩代・東和地域でも報告会と視察写真展示会を開催予定です。※詳しくは、今後発行される災害対策本部情報をご覧ください。ウクライナ視察に参加した団員の声をお届けします。 特に子どもたちのことを考えながら視察に参加した。チェルノブイリ原発事故があり、さまざまな点で施策が整っているだろう。そういうものを早く福島でも取り入れたらいいのではないか。27年間の経験と反省からという意見が多いのでは我々が最も恐れなければならないのは、「慣れ」や「無関心」である。決して悲観せず、しかし決して油断せず。放射能との数百年にも渡る「お付き合い」は始まったばかりである。視察を終えて、保養制度の確立、カウンセラーが常駐すないかと思い現地を訪れると、実際は正反対だった。原発事故の実態はまだ分かっていないし、今も隠されていることがあるようだ。時間の経過というのは非常に重みがある。「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、復興でも何でも、すぐに取り組まなければ、堅い物になってしまう。後から形作ることはできない。いま各自が自分のこととして捉えて行原発は必要な動に移すことが重要である。るケアセンターのような施設、ホールボディーカウンターの移動検診といったものが福島県あるいは二本松市に必要だと感じる。そして、これらを市内に住む浪江町民と共に進めていくこと。ウクライナで得た貴重な体験を、原発事故最大の被害者である「隣人」たちと共有することこそ、何より有意義なことと考える。※各団員の声は視察報告集から抜粋したものです。低線量被ばくの影響について、今までは少しなら問題ないのではと思っていたが、視察によってやはり少ないにこしたことはないと思った。年配だから大丈夫(関係ない)ではなく、木村先生の「じいちゃんも、ばあちゃんも、みんなで気を付けなくちゃいけな2011年なぜウクライナから食品放射能測定器の支援が入ってきたか不思議だったが、自分が知らなかった長年の日本からの支援の代償として私たちが受けたものだった。長期に継続して支援していた皆さんへ感謝です。市の将来をどのような姿にい」という言葉が子どもたちを守るためにとても重要だと感じた。視察全体を通してストレス→免疫力低下→発症・進行との認識を多くの人がもっていたと感じられたが、これは経験則としてウクライナの人々が考えていることなのではないか。放射線に対し無関心にならずに計り続け、コントロールし、恐れ過ぎず、前向きに生きることが、安全に暮らす基本になると思った。するか。それに向って何をしていくか、数年後の目標値を設定し、皆で考えながら対処する。ともに未来に向ってそれぞれができることを行っていく。市内にはいろいろな機関・大学・研究者が入り、市内のいろんな機関・団体で情報を持っている。これらを集約し、将来の二本松づくりに役立たせる必要があると考える。今できること。これをはっきりさせなければならない。ウクライナ視察を終えて(5月18日〜26日)      い」「8広報にほんまつ 2013. 8市小中学校PTA連合会服部浩幸さん市健康推進員会菅野和泉さん二本松商工会議所佐藤興司さん市小中学校PTA連合会朝倉正典さん

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