広報にほんまつ No.94
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ウクライナ視察を終えて②7月13日、安達公民館を会場にウクライナ視察報告会を開催しました。「視察報告集」は、各保健センター、支所・住民センターで配付しています。市ウェブサイトでもご覧いただけます。9月14日(土)午後3時〜5時9月16日(月)午後2時30分〜4時30分※お住まいの地域に関係なくご都合のいい日程でご参加いただけます。チェルノブイリ原発事故後のウクライナの現状や、市放射線アドバイザー木村真三氏をはじめ、視察団員の感想等を報告するとともに、今後私たちがすべきことなどについて、意見交換を行います。不要ウクライナ視察に参加した団員の声をお届けします。 視察では、本県とチェルノブイリ原発事故の違いや被ばく状況の違いも理解できた。市として除染、健康管理に取り組んで行く考えを再確認したところである。視察時、内部被ばく調査を2カ所で受け、1300(1分間測定)と800ベクレル事故後27年経過し、コーラステン、ナロージチ市民は、何事もなかったように日常生活をしていたが、住民の放射線被ばく量や、食物や土の放射性物質含有量は、場所や物によりかなり差があった。市の子どもたちの健康を守超(3分間測定)が検出された。帰国後、念のため測定してもらったら、130いくつという数字が出たが、市で測定したものが精度が高いとのことであった。やはり、日本全国民が被災者だといわれているので、内部被ばく検査を受ける時期が来たら、申し込みしない方もいるようだが、必ず受けて健康管理の記録をしておくように、自分の体験からも勧めたい。るためには、移住とまでいかなくても、生活環境や食材モニタリングを確実に行い、現実をしっかりと捉え、被ばくを防ぐための具体的な方法について住民に知らせることが重要である。学校現場においては、子どもたちに対し、身を守るための放射線教育をしっかりと行わなければならないと思った。※各団員の声は視察報告集から抜粋したものです。ナロージチでは27年たった今でも、市場の牛乳が200ベクレルを超えていた。汚染が低減され被ばくも少ないと思っていたが認識が甘かった。重要なことは、①広域の線量マップも必要だが、自分たちで詳細地域の放射線量を測定・記録していく。②PTA今回の視察で強く感じたのは「国」の違いである。現在ウクライナでは医療費は無料だが、入院時、点滴や必要な薬は持参が必要で、改修や備品更新も困難な施設が多かった。今回の原発事故に関して、不透明な事が多すぎ、被災者でも考えに温度差があるが、それぞれが、今ベストだという事をやる。③言葉に出して思いを伝える。やはり言葉で伝えないと、本当に風化してしまう。④市の除染は、点から面へ変えて行く必要がある。例えば高台から順に低地に向けて除染するような方式も良いと思う。⑤二本松から、市民全員で頑張っていけるような「宣言」を出せれば良いと思っています。への救済措置が遅れている感が強い。国は、真剣に国民の健康を心配しているのかと疑問である。国レベルで、福島を含め国民の健康を真剣に考えていただきたいし、市としては根気よく国に対して支援を要求していただきたい。県民の健康に対し100年間の保証をお願いし、国に医療費全額負担をお願いしたい。今後の視察報告会予定岩代総合文化ホール東和公民館申し込み ◎問い合わせ…健康増進課予防係☎(55)5109(5月18日〜26日)市小学校長会菅野藤雄さんNPO法人子育て支援グループこころ中野真理子さん二本松市議会議員佐藤公伯さん市小・中学校PTA連合会國井文郎さん         8広報にほんまつ 2013. 9

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