広報にほんまつ No.118
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1、喜富おじいちゃんの仕事の様子を見に来た孫の桜花ちゃん。2、日中の牛の世話は、サキ子さんの仕事です。3、ひ孫が11人のタミ子おばあちゃん。家族みんなで支え合う暮らしひいおばあちゃんにはかなわない一緒にいるだけで安心家族の支え7人家族の三浦さんご一家。畜産業を営んでおり、毎日、牛の世話が欠かせません。娘夫婦は共働きで、喜富さんも勤めているので、日中は妻のサキ子さんが、家事全般と牛の世話をします。朝夕の牛の餌やりは、出勤前に娘夫婦も手伝い、家族で牛の世話をしています。桜花ちゃんの子育ては、理恵さんご夫婦にとって初めての経験です。共働きをしている2人にとって家族の支えは欠かせません。「夜泣きがひどい時、〝あんたたちは、明日、仕事なんだから寝てなさい〟と、タミ子おばあちゃんが桜花をおます。桜花もタミ子おばあちゃんに慣れているから安心して泣きやむんですよ」と理恵さん。旦那さんと「タミ子おばあちゃんにはかなわないね」と話しているそうです。「一緒に暮らしてみて分かったありがたさはたくさんあります。自分たち夫婦がいることで、助けていることもあると思いますが、助けられることも多いてくれたタミ子おばあちゃん。ひ孫の桜花ちゃんが幼稚園に通うようになったら、バス停まで迎えに行くことを考えているそうです。孫の理恵さんの時もそうしていました。今は、自分の病院の送り迎えを孫の夫の将さんに助けてもらっています。「家族が多いとにぎやか過ぎてけんかをすることもあるけれど、お互いに言葉を交わすことが大事だと思うね。近所でも三世代家族の家は少なくなってきたけれど、ひ孫がいるおかげで近所の人も顔を見に来てくれたり、三浦さんちは家族が多いからって野菜を持って来てくれたりもする。私は、こうして家族と一緒にいられて本当に幸せだと思っているよ」とひ孫を抱きながらタミ子さんは話します。今回は、市内に住む三世代家族、地域の福祉を支えていく若者、そして行政の役割の3つを通して、支え合うことの大切さを一緒に考えていきます。「モーさん、終わった?」東和地域で畜産業を営んでいる三浦さん。孫の桜花ちゃんが、牛の世話を終えて家に戻ってきたおじいちゃんに声を掛けます。〝家族がそばにいてくれるだけでありがたい〟と話すタミ子さん。三世代家族の三浦さんご家族にお話を伺いました。家族の支えが一番の安心東和地域の木幡地区で暮らす三浦さんご一家(左から三浦喜富さん、孫の桜花ちゃん、妻のサキ子さん、父一郎さん、母タミ子さん、娘の理恵さんと夫の将さん)報にほんまつ 2015.9     12   と 「がこ一う番しのて幸家せにだいよら」れとる話しこ

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