広報にほんまつ No.132
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ボホール島JICA現地レポートフィリピンからの手紙▲島のレストランで食事from 菅かん野の 千ち里さと青年海外協力隊員として今年3月末にフィリンピンのボホール島へ派遣。その後、間もなくして届いた菅野さんのレポートには、フィリピンで最初に受けた印象などが書かれていました。今回はその一部を紹介します。(二本松市金色出身)▲ボホール島の市役所で、現地の職員と写真にうつる菅野さん(右から2番目)。菅野さんは平成27年度第4次隊としてJICA二本松訓練所で訓練後、フィリピンのボホール島へ派遣される。現地では、住民のコミュニティーの中に入り込んで、ごみの分別意識を高めるなどの環境問題に取り組んでいます。3種の言葉を使い分ける賢いフィリピン人フィリピンは、英語が話せる人口が世界で3番目に多い国。そのおかげで多くのフィリピン人が海外で働くことができているそうです。フィリピン人は英語を普段から話していると思っている人が多いかもしれませんが、実は、公用語は英語とタガログ語で、その他に現地語も存在します。たとえば、ボホール島で暮らすフィリピン人の多くは英語、タガログ語、ビサヤ語(現地語)を話します。英語で学校の授業を受けて、タガログ語で友人と話し、家に帰るとビサヤ語を話すということも不思議なことではありません。最低3種の言語を使い分けるフィリピン人、本当に賢いなと思います。1日5食食べることが大好きなフィリピン人フィリピン人は、朝昼晩の食事の間におやつを食べる習慣があり、それをミリエンダと呼びます。おやつといっても、チョコレートやアイスなどのお菓子だけでなく、人によっては、パスタやフライドチキンなど、がっつり食べる人もいるというから驚き。職場にミリエンダを売りにくる人がいて、仕事の合間に食べることもしばしば。お腹も満たされて仕事がはかどるのかな?日本では考えられない光景ですが、フィリピンで生活すると当たり前の光景です。4人も乗れるバイク私の住むフィリピン・ボホール島での主な交通手段は、トライシクルです。トライシクルとは、サイドカー付きのバイクのことであり、運転手の他に4人程乗ることができます。初乗り料金は8ペソで、日本円で17円。年中暑くて歩くことが好きではないフィリピン人は、1キロという短い距離でもトライシクルを探します。

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