広報にほんまつ No.124
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〜大火・敗戦の二重苦からの復興〜「小浜町大火」を後世に伝える戦時中に起こった小浜町大火      毎年1月15日は小浜地区の住民にとって火事の恐ろしさを肝に命じる特別な日。「小浜町大火」とそれを後世に伝える地域の活動を紹介します。混乱の中からの復興受け継がれる教訓と先人への敬意今から71年前。まだ戦時中だった昭和20年1月15日未明、旧小浜町(現二本松市小浜)で市街地を中心に143戸が焼失する火事、いわゆる「小浜町大火」が発生しました。罹災者は712人、他に東京から疎開していた児童など200人でした。当時は大戦の戦局が日増し爆撃機が上空を飛行するため、度々空襲警報が発令されていたことから火事のサイレンを空襲警報と錯覚し、初期消火に手間取りました。混乱の中、折からの北西の強風にあおられ、当時ほとんどの家屋がそうであった茅葺き屋根に飛び火し、焼失範囲(下図)が広がりました。4時間半にわたり燃え続けたこの大火による被害総額は、現在の価格で約20億円といわれています。長期の戦争による疲弊のどん底で起った大火からの復興は困難を極めました。町は被災後、速やかに特別予算を組み復興に当たりましたが、生活物資はすべて配給制という、物資統制の厳重な時期だったため、当時の町長松本亀吉氏はその手配に奔走しました。そして苦労の末、昭和21年7月27日に火災復興土木工事竣工式が行われました。案内状には「御迷惑乍ら一重及小盃御持参煩はし度(ご迷惑とは存じますが酒の肴と盃を持ちよりご参集ください)」として祝宴が開かれ、至難の復興事業が一段落したといいます。 1 月 15 日の夜、いてつく寒さの中、岩代小浜の歴史と文化を護る会の会員と市消防団岩代地区隊第一分団第一部(小浜)の団員総勢50人が、拍子木を打ちながら歩き、「火の用心」を呼びかけました。大火、敗戦の二重苦に耐え、復興を遂げた先人に敬意を表し、この「小浜町大火」を後世に語り継いでいきたいと語っ※赤の網掛け部分が焼失範囲■(点線)の道路は大火後に ※■       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■報にほんまつ 2016.3▲小浜町大火鎮火後の写真▲当時の焼失地域で火の用心を呼びかける団員営業時間 10:00〜18:00定 休 日 毎週木曜日お売りしています。生活応援キャンペーン開催中中古品ならではの、少予算でもお得なお買い物冷蔵庫・洗濯機・レンジ・TV等家電品・食器棚・タンス・食器類など家庭用品スチール机・ロッカー・書庫等事務家具・他に道具類や楽しい物がいっぱい。遺品整理・生前整理・引越し整理も承っております。買取り品・引取り品・有償搬出品に分けてお見積りいたします。リサイクル可能品が少なく廃棄物が多くなる時は、ご希望により一般廃棄物運搬業者様をご斡旋できます。予定が立ったらまずお電話を二本松市冠木15-1リサイクル Van Van二本松店 ☎0243-23-5922不要になった農機具やピアノ買取りします。古くても動かなくても買取り可能です。東南アジアに行きます。ディーゼル式(耕運機・トラクター・コンバイン・エンジン)は高額買取りその他 草刈り機・チェンソー・ピアノ(YAMAHA・KAWAI)ガソリン仕様農機具は状態によっては買取り出来ない物もあります。それでもスクラップとしての再活用できる価値は残されています。ご相談下さい。「もったいない」・「資源を大切に」「不要な方から必要な方へ」 橋渡しをして20年

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