広報にほんまつ No.124
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日本全国の自治体が知恵を絞り合うインバウンド事業。外国人から見た二本松市の「良さ」を知り、伸ばしていくことで魅力ある地域づくりを目指します。なぜ今インバウンドなのか〜交流人口の増加は、地域活性化のカギとなる〜おもてなしポイント外国人観光客の二本松市インバウンド「元年」はじまる二本松版インバウンド二本松でのおもてなし二本松市において平成26年の1年間で出生した数は368人、死亡した方の数が787人で、1年間の自然動態人口は419人減った結果となりました(県現住人口調査年報より)。少子化が進み定住人口が減少傾向にある今、さまざまな施策を実施しても人口減少の問題を解消することは容易ではありません。本市では、人口減少対策と並行して観光客などの交流人口を拡大し、人口減少による経済的な影響を緩和させ、市に活力をもたらそうと考えています。昨年行われた「二本松!お祭り三昧!大集合!」や二本松城跡での「夢の一夜城」などもその取り組みの一つです。そして今年は世界へ。コンビニ大手のセブン■イレブンの全面的な協力のもと、親日的で来日観光客数が安定的に増えている台湾からの誘客を目指します。1月末、二本松市内を中心に台湾の人気アイドルユニット「SpeXial(スペシャル)」のメンバーが旅番組の収録を行いました。撮影された映像は、3月に台湾の主要テレビ局で4週連続放映される他、1日に約200万人が利用し台湾国内に約5千店舗ある台湾セブン−イレブンの大型ディスプレイで約1カ月間放映されます。さらにこの映像を、閲覧する人が10万人以上という彼らのフェイスブックで世界に発信し、本市の知名度アップを図るとともに、6月には彼らを応援するファンが集うファンミーティングを本市で開催する予定です。現在、台湾政府は原発事故に伴い酒類を除き福島県産品の輸入を停止しています。この再開に向けた環境づくりに取り組む中で「来てよかった」と思っていただけることが最大のアピールであると考え、市ではボランティア通訳の募集や台湾講習会を実施したりと、おもてなしの準備を進めています(台湾の簡単な紹介を次頁に掲載)。これからも二本松市の「良さ」を国内外に発信し続け、本市をより活力と魅力のあるまちにしていきます。・本場のものを提供する大事にするることで、言葉が通じなくても自然と相手にもそれが伝わる)・ 日本のおもてなしの精神を・ 心から受け入れる(そうす広報にほんまつ 2016.3▲左からSpeXialのフォンティエンさんとチェンシャンさん、女優のユリさん大勢の参加者が集まった台湾講習会▼▶       旅番組収録スナップ1月17日から3日間で収録した旅番組。二本松駅をスタートし、スキー、和紙漉きなどを体験

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