広報にほんまつ No.144
5/36

「私は大丈夫」とはい、消費生活センターです安全な消費生活のために今年7月に市役所1階に開所した「二本松市消費生活センター」まず相談することが、被害を防ぐ最大のポイントです 「 思なっんでてだいままさせれんるかんだ?ろう?」、「私は大丈夫」…そんな思い込みが、最も大きな落とし穴。振り込め詐欺の被害にあったほとんどの人は、詐欺のことを知っていたそうです。だからこそ、突然の電話や訪問による加入などには、疑いの目を持つこと、そして一度冷静になる時間をつくることが大切です。今年7月に、市役所1階に「二本松市消費生活センター」が開設されてから、相談件数は昨年の同じ時期と比べると、一角だと相談員は話します。二本松市消費生活センターの相談員は、消費生活アドバイザーや消費生活専門相談員の資格を持つ、経験豊富な専門家が対応しています。センターでは、振り込め詐欺や悪質商法のほか、製品事故、食品偽装、多重債務の相談など、市民の方の消費生活に関わる相談に応じています。相談内容に応じて問題解決のための助言や情報提供、あっせんなども行います。困ったことや、大変だと      思ったら、まず、消費生活センターに相談してみましょう。被害者の中には、「だまされた私が悪い」と自分を責めたり、だまされたことを恥ずかしく感じて、家族はもちろん、誰にも相談できずにいる方も多いようです。取材中、相談員が共通して話していたことは、「まず誰かに相談してほしい」ということ。消費生活センターは、問題解決のための手助けとなる機関ですが、本人が動かなければ、悩みから抜け出すことはできません。また、受けた相談事例が、新たな被害を食い止めることにもつながります。時間が過ぎると、解決する時間もかかる、つまり、相談が早ければ、解決への道も近くなります。悪いのは、だまされる人ではなく、だます人です。油断が後悔に変わる前に、家族や地域で意識を高めておくことが必要です。5Nihonmatsu City Public Relations, 2017.11, Japan21件増えていますが、氷山の1人で悩まないで相談することが解決の近道失敗は誰にでもあります。被害に遭ってしまったら、1人で悩まず、一歩勇気を出してご相談ください。「ちょっとおかしいな」とか「こんなこと相談してもいいのかな」ということでも、遠慮しないで相談してほしいと思います。そして、家族やご近所などの周囲の方も、無関心にならないでほしいのです。家の中に、段ボールがたくさん積まれていたり、見知らぬ業者が頻繁に出入りしているなど、気付いてあげることが大切です。そうしたつながり、連携の輪が生まれることで、被害を最小限に食い止めることができます。二本松市消費生活センター☎(24)7200(直通)相談日:月~金曜日(祝日を除く)相談時間:午前9時~午後3時     (正午~午後1時は除く)場所:市役所1階f i l e03被害から自分や家族を守る

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る