広報にほんまつ No.137
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魅力ある  農業を目指してTPPによる日本農業への影響が懸念される中、アメリカのトランプ大統領のTPP離脱宣言で、この問題は棚上げとなりました。しかし、アメリカがもっと厳しい条件を提示して二国間協議に持ち込んでくる懸念があり、予断を許さない状況にあります。農業を取り巻く環境は、農業委員会改革、後継者不足、耕作放棄地、風評被害等の問題がありますが、認定農業者の皆さまやJAと連携し、農業の六次産業化や農産物のブランド化を進め、国・県・市の補助メニューを組み合わせ、農地の集積、集落営農組織、中山間農業の在り方、新規就農支援等の新しい農業政策を検討していかねばなりません。三月には杉田地区にJAの直売所〝こらんしょ市〟がオープン。四月には岩代地域の〝道の駅さくらの郷〟が二倍の大きさになってリニューアルオープンし、これに上下線二つの〝道の駅「安達」〟と東和地ど、これらの施設が連携して、共通ブランド品の開発や小規模農業者等による地元農産物等の販売を強化し、地域の活性化を図っていく必要があります。二本松市では農村振興アドバイザー事業として、業界大手の「船井総合研究所」にブランド化推進のための農業経営コンサルタントを依頼し、当市と連携している福島大学には、今後農学部が設置されます。また東和地域には、東京農工大学等の教授陣が各種研究に入っています。農業は絶対に必要な産業ですが、就農者は減少し続けています。これからは産学官連携で、ビジネスとして成り立つ、夢のある農業経営にしていかなければなりません。地方創生関連では、「見せるだけの菊から稼げる菊づくりによる仕事創生」に取り組みます。二年がかりで作る千輪咲きの菊等は、観賞用としてのクオリティは非常に高く希少価値があります。また、LEDによる菊栽培の実証実験をし、これらの販売を軌道に乗せようとするものです。今後あらゆる可能性を追求し、魅力ある農業を目指して最近の活動をお伝えします。3月4日第6回なみえ3.11復興のつどい「なみえ3.11復興のつどい」は、避難解除により、二本松市内で開催されるのは今回で最後となります。浪江町民の皆さんの暮らしの再建復興、「ふるさと浪江」の再生を切に願います。◯新3月5日本宮市10周年記念式典本宮市誕生10周年記念式典にあたり、福島県内13市の市長を代表して、祝辞を述べさせていただきました。安達地域の結束を深めるとともに、互いの更なる発展を願います。◯新2月15日 第24回参議院議員通常選挙総務大臣表彰等の受賞報告平成28年7月の参院選において、投票率(63.29%)が県内13市中第1位となったことや選挙啓発活動に積極的に取り組んだとして、市選管委員長の朝倉久勝さん等から受賞報告を受けました。◯新3月1日 結婚お世話役委嘱状交付式・成婚謝礼贈呈式結婚促進と少子化の改善を目的とした結婚お世話役に、本田さん(根崎)を委嘱したほか、成婚者を誕生させたお世話役の東さん(藤町)に成婚謝礼を贈りました(写真)。◯新

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