広報にほんまつ No.147
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3Nihonmatsu City Public Relations, 2018.2, Japan全国にある公共図書館の本の貸し出し数は、人口一人当たり年間で平均5・2冊(平成27年度社会教育統計より)ですが、二本松市内の平成28年度現在の実績は3・3冊にとどまっています。現在市内の図書館や図書室、移動図書館には、合わせて約Dなどが所蔵されており、毎年約4千冊ほどの新刊本などを購入しています。どの分類のどの本を購入するかは、各館の貸出状況などを分析しながら選書し、資料の収集を行っています。また話題の本や新聞で紹介された本など、お客さまが読みたい本が図書館にない場合、お客さまからのリクエストとして購入したり、市外の図書館から借りるなどして要望にお応えできるよう務めています。本を読むという行為には、「コミュニケーション力がアップする」「非日常を体感できる」「想像力が高まる」「ストレス解消になる」「心を豊かにする」など、さまざまなメリットがあると言われています。テレビは次々と場面が変わるため、人間の脳は入ってくる情報の意味を理解することに追われてしまい、受け身の状態です。しかし本の場合、例えば「トンネルを抜けると雪国であった」という小説の一節を読んだとき、どんな景色なのか、主人公はどんな人なのかなど、自分が過去に見た風景などの記憶をもとに想像を膨らませ、想像力を養うことにつながります。ご家庭で、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんが本に親しむ姿を見て、子どもたちは本への興味や関心を持つようになります。このように、家族が一緒に       0  0会では、昨年2月に幼児から本に親しむことを『家族読書』と名付け、二本松市、本宮市、大玉村の教育委員会で組織する安達地区読書活動推進委員中学生向けの「おススメ図書100選」を提唱しました。お子さんの大切な成長期に本に親しむことは、家族からお子さんへの何よりの贈り物になるはずです。図書館から本を借り、ぜひ家族読書を始めてみましょう。市内の図書館や図書室から本やDVDを借りるには、市教育委員会が発行する図書等貸出カードが必要となります。二本松市、本宮市、大玉村内に居住する方、または市内に通勤・通学する方は誰でも無料で作成できます。詳しくは、最寄りの図書館や図書室へお問い合わせください。市内図書館の現状読書は人の想像力を豊かにする「家族読書」はじめよう気軽に作ろう図書等貸出カード39,92326,73614,13020,85622,65614,20525,07320,00030,00040,00050,000161,983170,462172,727H23H24H25岩代図書館移動図書館180,857H26H27H28安達公民館図書室団体等70歳以上11,40860〜69歳50〜59歳40〜49歳30〜39歳19〜29歳5,87010〜18歳0〜9歳10,000貸出数(冊)180,000166,088162,372170,276160,000140,000120,000100,00080,00060,00040,00020,000H22二本松図書館東和公民館図書室(冊)200,00021万6千冊の本や雑誌、DV年齢別貸出数をみると、「団体等」のくくりが最も多く約4万冊で全体の2割を占め、主に市内の小中学校や幼稚園に貸し出している。次いで60歳から69歳の方が約2万7千冊、0歳から9歳が約2万5千冊、30歳から39歳が約2万3千冊の順に多く、余暇の時間が多くなる世代や、子育て世代とそのお子さんの借りる割合が多い。▲パンフレットの一部抜粋図書等貸出数の推移をみると、若干ではあるが増加傾向にあることが分かる。その要因を分析すると、図書館の利用者数は横ばいであるのに対し、1人当たりの貸出数が増えているからです。平成28年度 年齢別貸出数(H28.4.1〜H29.3.31)(年齢層等)図書等貸出数の推移(H22年度〜H28年度)

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