広報にほんまつNo.98
2/28

2 新年おめでとうございます。市民の皆様には輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。 さて、昨年十一月の市長選挙の結果、私が市長に就任させていただくことになりました。 市議会議員五期の経験を生かし、各界各層の皆様のご意見をしっかりと受け止め、知恵をお借りしご協力をいただきながら、市政運営に当たっていきたいと思っています。 昨年は東日本大震災・原発事故の影響のほかに、八月のゲリラ豪雨被害が重なり、厳しい一年でありました。本年は除染と復興を加速させるべく、優先順位と政策効果をしっかりと検証し、各種事業を進めてまいります。 市民の皆様の命と健康を守り、風評を払拭するために、内部被ばく、外部被ばく、食品の放射線量検査を徹底継続し、相談体制を充実させてまいります。そして公共施設や住環境に潜むミニホットスポットの調査体制を整え、優先的に除染を進めてまいります。 合併してから八年間で約一割という急激な人口減少は二本松市の衰退に直結します。この対策としては、雇用環境や住宅環境の整備、中心市街地や農業・商業を含む地域産業の活性化、子育て支援、福祉の充実、教育環境の整備、二地域居住を含む定住促進、観光交流人口の増加等、他市に負けない総合的な政策が必要になります。特に若者の定住促進には大胆な補助制度の創設が必要になります。 二本松、安達、岩代、東和四地域の均衡ある発展が重要です。各支所にある程度の予算と権限を持たせ、各地域が個性的な特色のある事業や整備が図られるように努力していきたいと思っています。特に岩代地区の小浜川改修については、地元の皆様のご意見を尊重し、県としっかり協議し、特色あるまちづくりとなるよう進めてまいります。 その他数多くの懸案事項はありますが、二本松市長期総合計画、並びに二本松市復興計画にある各事業の継続性を大切にしながら、見直すべきは見直し、政策効果の高い行政執行に努めてまいります。 市長と市職員、そして五万七千人の市民の皆様とチーム二本松を組み、「今!二本松がかわるとき」一緒になって、生き甲斐を感じ夢の持てる、素晴らしい二本松市を創り上げていきたいと思っています。 結びに、市民の皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、就任と年頭の挨拶といたします。就任・年頭のごあいさつ二本松市長  新 野  洋

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です