広報にほんまつNo.109
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広報にほんまつ 2014.126安達東高校の授業の特色を教えてください 安達東高校は、農業の専門家を育成するというよりは、農業や農業関連産業への理解を深めるという点に重点を置いて授業を行っています。 体験的な作業を多く取り入れることにより、生徒の興味関心を高めるように工夫しています。 意欲的に活動する生徒が多く、農業コースを選択している生徒たちも積極的に作業に取り組んでくれています。2年間の実習授業を間もなく終える3年生に一言 卒業後は、農業に直接関係しない仕事に就いたり、進学したりする生徒もいますが、本校での農業学習の経験を生かし、農業のよき理解者になってほしいと思います。 生きていくために必要不可欠な食糧を生産するのが農業であり、地域を形作っている農業を大切にしながら、地域発展のための力となってください。安達東高校    農場長伊藤 仁 先生初めての取り組みとなった養蜂実習はいかがでしたか 畜産は、牛などの動物を相手にするため、思いがけない事故が起こる可能性があります。養蜂も同じで、生き物を扱うため、生徒の安全面に一番気を配りました。 実際に養蜂を行ってみて、苦労した点は女王蜂の管理でした。スズメバチに襲われ女王蜂が死んでしまったこともありました。失敗も経験した初年度でしたが、生徒たちと一緒にいろいろなことを経験しながら学習してきました。 この経験を来年の3年生に伝えていければと思っています。2年間の実習授業を間もなく終える3年生に一言 3年生が養蜂を行ってくれたことで、安達東高校では4年ぶりとなる農産物のインターネット販売や東京での販売もできました。 新しいことを行うことはパワーがいります。それを成し遂げた3年生はすばらしいですね。高校3年間で、「これを頑張った」「力を入れた」と自信を持って言える学校生活だったと思います。 農業を学んだことで、将来、自分が家族を持ったとき、家族や子どもたちに農業の楽しさや食の大切さを教えることができると思います。安達東高校   畜産担当遠藤 智子 先生導 く 力   〜指導者の声〜

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