広報にほんまつNo.110
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3333333333333333 新年あけましておめでとうございます。 市民の皆様には、清々しく希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げますとともに、日頃より市議会に対しまして、ご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 本県に未曾有の被害をもたらした平成二十三年三月十一日の東日本大震災、そしてこれに伴う東京電力第一原子力発電所の事故から三年九カ月余りが経過いたしました。しかし、この間市民の皆様はじめ、関係者の必死の努力にもかかわらず、広く市民の住環境・生活環境からの放射線の除去につきましては、鋭意実施してはおりますが、いまだ道半ばの感が拭えない状況でもあります。市民生活の安定を最重要施策とし、市当局・議会ともに今後とも不断の努力と行動が要求されておりますこと、いまさらながらに痛感させられるところであります。 加えまして、昨年は過去に例を見ない規模での二月の豪雪により、市民生活に多大な被害と影響が発生しましたことも、記憶に新しいところでもあります。この災害を教訓とし、私ども議会といたしましても除雪方策等も含め、自然災害発生時への対応につきましては、当局との間で活発に議論を重ねてまいりました。市民生活の安心安全確保の重要性と、これを維持することの困難さを再認識させられる現状でもあります。 この様な状況の中、昨年六月に行われました市議会議員選挙によりまして、七月一日より新たな議会が構成されました。不肖私が合併後四代目となる議長に選任され、その任の重さと責任を痛感するとともに、身の引き締まる思いで職務を全うする覚悟であります。 今後とも、広く市民皆様のご鞭撻を心よりお願い申し上げます。 さらに社会全体に目を転じてみますと、長年続いたデフレや不況からの脱却、消費税率引き上げを伴う社会保障の一体改革など、わが国は大きな転換期を迎えております。こうした時代の変化に的確に対応をするためには、市民本位のまちづくりと、自主・自立した責任ある真の分権型社会の実現が不可欠であります。 政府の提唱する地域創生を見極めながらも、地に足の着いた現実的な二本松創生を模索する必要を痛感させられる昨今でもあります。 今年は我が二本松市にとりまして、平成の大合併により旧一市三町が一緒になり、新生二本松市が誕生しまして十年目を迎える、記念すべき節目の年でもあります。私ども二本松市議会といたしましても、議会の果たすべき役割と責任を自覚し、本市の限りない発展を期すとともに、更なる十年後の明るい未来に確実な歩みを継続すべく、鋭意努力してまいる所存であります。市民の皆様のかわらぬご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 新春を迎え、市民の皆様の限りないご多幸とご健勝、更には二本松市の限りない発展を心よりご祈念申し上げまして、議会を代表しましての新年のごあいさつとさせていただきます。新年のごあいさつ二本松市議会議長  中 田 凉 介  

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