広報にほんまつNo.118
2/36

広報にほんまつ 2015.92 9月21日は敬老の日。高齢者の健康と長寿を祝うとともに若年者が高齢者の福祉に関心を深める機会でもあります。 老後は、住み慣れた我が家で暮らし続けたい、と思うのは誰もが望むことです。 内閣府がまとめた平成26年版高齢社会白書によると、「治る見込みがない病気になった場合、どこで最期を迎えたいか」という問いに半数を超える54・6%の方が「自宅」と答えています。 かつての日本は、三世代同居が当たり前でした。しかし、一次産業の衰退、若者の大都市での就職などで世帯構成が大きく変化しています。 全国の65歳以上の高齢者のいる世帯の構成をみてみると、三世代世帯の割合が、昭和55年では全体の半分を占めていました。ところが、平成25年では夫婦のみの世帯が全体の3割で一番多く、単独世帯と合わせると半数を超え、三世代同居は2割に満たない状況となっています(平成26年版高齢社会白書より)。 また高齢化率は、全国的に上昇していますが、二本松市も同様に上昇傾向にあります。二本松市の高齢化率をみてみると、平成18年4月が24・7%(高齢者数1万5726人)だったのに対し、平成27年4月には29・0%(高齢者数1万6654人)となっており、高齢化はさらに進むことが予想されます(左グラフ参照)。「敬老の日」、だから考える三世代同居から高齢者のみの世帯へ23.0%24.0%25.0%26.0%27.0%28.0%29.0%30.0%高齢化率15,400人15,600人15,800人16,000人16,200人16,400人16,600人16,800人高齢者数二本松市の高齢化率と高齢者数推移H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27※高齢化率…総人口に占める65歳以上人口の割合特集支え合う暮らし 「健康で長生きすること」それは誰もが願うことです。しかし、老いとともに、必ず支えが必要になる時がやって来ます。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です