広報にほんまつNo.118
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広報にほんまつ 2015.95高齢者を支える行政 健康上に問題がない状態で日常生活を送れる期間(健康寿命)を少しでも長くすることが、いつまでも住み慣れたところで暮らすための秘訣です。しかし、歳を重ねると、支えを必要とする時が必ずやってきます。 介護は、2、3日で終わるものではありません。休みなく介護は続くものです。地域包括支援センターは、介護支援と高齢者の悩みに関する総合的な相談窓口です。地域包括支援センターは要支援認定を受けた方のケアプラン作成のほか、地域の皆さんが住み慣れた地域でいきいきと生活ができるよう、高齢者やその家族の悩み、地域の課題などについて相談を受けています。専門職員(保健師、主任介護支援専門員、社会福祉士)が一緒になって解決の糸口を探します。相談は訪問のほかに来所や電話でも対応していますので、悩みや課題を一人で抱え込まずに、まずはご相談ください。二本松市地域包括支援センター佐藤義幸さん高齢者の自立支援と介護をサポート タミ子おばあちゃんが、「手伝いをすると孫から〝ありがとう〞と言われる。いつもは普通に聞き流してきたけど、感謝の気持ちを言ってもらえるとやっぱりうれしい。」と話していたことを思い出します。 65歳以上の高齢者はこれまで、支えられる側とされてきました。今回、取材で伺った三浦さんのご家族のように、逆に家族を支えているおじいちゃん、おばあちゃんもいらっしゃいます。家族が支え合うことこそ、住み慣れた家でずっと暮らしたいという希望を叶える一番大切な支えなのだと改めて感じさせられました。 一方で、ご近所の方や民生児童委員による一人暮らし高齢者の見守りや各地区で開催する敬老会など、地域による支え合いも高齢者の大きな支えのひとつとなっています。老(お)いを敬(うやま)う 若い世代と高齢者の世代がお互いに支えたり支えられたりしながら生きること、家族や地域そして行政がお互いに支えあうことの大切さを、今こそ見つめ直す時なのではないでしょうか。1.高齢者虐待のケース会議。市役所だけでなく、警察・病院・ケアマネージャーなどと連携しながら対応しています。2.高齢福祉課では、介護認定の申請受付をはじめ、介護サービスの仕組みなどをご紹介しています。介護サービスを利用するには介護サービスを利用するためには、「介護が必要であることの認定」を受ける必要があります。①申請する高齢福祉課、各支所地域振興課市民福祉係などで申請します。②認定調査・医師の意見書担当職員が自宅を訪問し、心身の状況などを本人や家族から聞き取ります。また主治医から、心身の状況についての意見書を作成してもらいます。③審査・認定調査訪問の結果と主治医の意見書をもとに、審査会で介護の必要性や程度について審査します。④認定結果の通知原則、申請から30日以内に認定結果通知と結果が記載された保険証が届きます。⑤ケアプランの作成本人、家族の意向をもとに各種サービスを組み合わせたケアプランを作成します。⑥サービスの利用開始ケアプランに基づいたサービスを利用できます。利用者の負担は原則としてかかった費用の1割です。12

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