広報にほんまつNo.121
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広報にほんまつ 2015.1210「幸せ」とは、いつも 笑顔でいられること【市長】皆さんにとって「幸せ」を感じる時はどんな時なのか教えてください。【古山】笑顔があふれること、ありふれた日常を当たり前に過ごせることです。【佐藤】ご飯を食べたり、学校に行ったり、人と話したりなど、普通の事を日常として過ごせていることが、今自分にとっての一番の幸せだと思います。【鈴木】私の家では、毎日家族が会話をしながら、楽しくご飯を食べています。そういった当たり前のことが、幸せなのだと思います。【市長】素晴らしいコメントですね。物事の考え方とは、今皆さんが言うとおり、結局「今が幸せなんだ、これでいいんだ」と思えるか思えないかなんだと思います。上を見る人はいくらでも上を見ようとします。そういう人は、あるところまで到達しても、またさらに上を見ようとして、結局は幸せに到達できず終わってしまいます。けしてマイナスに物事を考えず、「これでいいんだ」と思える事が大切なのだと私は思います。 皆さんのように、今が幸せだと考えることはすごく良いことで、そう思っていると、これからもたくさん幸せなことが舞い込んでくると思います。住むならやっぱり 二本松がいいな【市長】皆さんは、やはり都会の生活に憧れますか?【佐藤】都会はお店がたくさんあって良いのですが、人が多すぎるので疲れてしまいます。住むならやはり、のんびりした田舎が良いです。【鈴木】田舎暮らしは交通面で不便なところはありますが、四季の移り変わりを肌で感じることが出来るのは、ここに住んでいるからこそです。都会ではそういったものを感じることができないと思います。【古山】都会への憧れはあります。しかし、挨拶をしたり野菜をもらったりするといったご近所付き合いなど、日常の温かさ、そして山も川もある自然に囲まれた田舎での生活は気持ちがいいし落ち着きます。だから、これからも二本松に住み続けたいです。【市長】本当に嬉しいコメントですね。よく二本松は勤める場所が無いと言われますが、二本松には4人以上従業員を雇っている会社が172社あります。これは県内13市の中でも上から5番目です。だから、しっかりリサーチすれば、自分に合う会社が二本松にもいっぱいあると思います。都会への憧れだけで出ていくと、今皆さんが言われたように、近所付き合いもなく、だんだん寂しくなっていってしまうこともあるでしょう。だから、二本松のような自然豊かなところで、仲間と明るく楽しく過ごしてもらって、「二本松を何とか元気にしていこう」と若い方たちが立ち上がってくれれば、より二本松が良い方向にいくと思います。皆さんのような若い世代に、良いかたちでバトンタッチできるよう、私も今の二本松をさらに元気にしていきたいと思います。成長した皆さんが、二本松市の中心となって活躍される日を楽しみにしています。 今日は皆さん、ありがとうございました。市長はすごく熱い想いをもっている方でした。市長の夢をお聞きしたとき、常に二本松のことを考えていてくれていて、この人が市長で本当に良かったなと思いました。また他校の同年代の方と夢を語り合えたことは、自分にとってとても刺激になりましたし、もっと頑張らなければいけないなと感じることができました。今回の対談は、自分の住むまちについて深く考えることができ、自分の将来を考える上でとても良い機会となりました。また市長は、二本松のことを1番に考えていて、頼れる二本松市のリーダーだと実感しました。「市長」というと、やはり硬いというイメージがあったのですが、実際に話してみると全然そんなことはなく、気さくで、とても話が上手な方でした。今回のように、市長と若者が触れ合える機会が増えていけばいいなと思いました。対 談 後 記

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