広報にほんまつNo.121
9/36

広報にほんまつ 2015.129一番大変なことは何ですか?【市長】私はプレッシャーを感じない人間なので、あまり大変だと思うことはないのですが、色々やることがたくさんあるにしては時間が足りないですね。365日ほとんどノンストップで、たいがい夜も会議が入ります。自分の時間が無いのは仕方ないことですけれど、二本松市を良くするためにやりたい事が一杯あるにしては、それを全部やるための時間が足りないなと感じているのが一番です。足りない時間の中で、色々な事を全て最終決断として判断しなければならない責任が市長にはありますが、やはり一番良い決断をするには時間が必要です。ただ時間は止めることも増やすこともできないので、もう一人新野洋がいたら助かるなと考える時がよくあります(笑)。【鈴木】市長になって、一番良かったと思うことは何ですか?【市長】市長になってから、いろいろな素敵で魅力のある人に会うことができたことですね。そしてその人たちが、いろいろなかたちで応援し協力してくれています。二本松市を良い方向にもっていこうと一緒に動いてくれる、思いが繋がる人がこんなに一杯いるということがすごく嬉しいし幸せなことです。全国の市長の中で私は一番幸せな市長かもしれません。【古山】市長の夢は何ですか?【市長】少し難しい話になってしまいますが、これから百年も経つと、私が市長だったなんてことは誰も分からなくなります。もっと時が経つと、私という人間が存在していたことすら誰も分からなくなってしまうでしょう。でも、私が市長として取り組んだ仕組みづくりや制度が受け継がれ、二本松市にプラスになっていろいろな人々に良い影響を与え、それが脈々と続いていくことが私の夢かな。私の生きた証が、時が経ってもいろいろな人を幸せにすることができれば、こんなに嬉しいことはないですね。高校生3人 それぞれの夢【市長】私の夢についてお話しをさせていただきましたが、皆さんの将来の夢は何ですか?【古山】福島のまちおこしに関わりたいと思っています。私は商店街に住んでいるのですが、家の周りではだんだんお店が無くなり、駐車場になったりしていて、どんどん活気が無くなってしまっていると身をもって感じています。昔のようにとは言わないまでも、賑わいが戻り、和気あいあいとしているようなまちにして、福島の復興にも関われたらいいなと思っています。【市長】素晴らしい夢ですね。高校生で、なかなかそこまで考えることはできません。すぐにでも市職員になってもらいたいくらいです(笑)。【佐藤】僕は、宇宙ソーラーパネルの仕事に携われたらいいなと思っています。詳しいことは正直分かっていないのですが、自分の将来の職業を考えた時、学校の先生の「今は再生可能エネルギーの時代で、宇宙に太陽光パネルを置いてそれをマイクロ波によって地球に持ってくる」という話を聞いて興味をもち、自分もそれに近いことをしたいと思うようになりました。【市長】皆さんのような年代の時にひらめいとことや思ったことを、ずっと追いかけた人がノーベル賞を受賞したりしていますよね。夢は実現するのがなかなか難しい。夢を追う途中に何度も壁にぶつかって、諦めてしまう人が多いのですが、そこで右に行こうか左に行こうか選択しながら前に進める人は、最終的に目的を達成できます。夢を諦めないで、ぜひ二本松市出身のノーベル賞受賞者となってください。【鈴木】私の夢は、自分の理想の家を建てることです。具体的には、和風と洋風がうまく融合した家を造りたいと思っています。【市長】女性で自分の家を建てるという夢はすばらしいですね。今は洋風の家が増えてきているので、和洋折衷はすごく素敵だと思います。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です