広報にほんまつNo.126
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広報にほんまつ 2016.55思いはひとつ安全・安心な給食肉の下処理中。異物混入がないか、異臭はしないかを数人でチェックします調理師佐藤辰夫さん“給食、おいしかったよ”子どもたちからのメッセージ。子どもたちが笑顔で給食を食べてくれたと思うと、本当にうれしいものです。給食に携わって33年。常に「安全」を心掛け調理に取り組んでいます。食中毒や異物混入が起こらないよう、作業前には手を二度洗いしたり、作業工程が変わればエプロンを変えたりと大変な面はありますが、衛生面の重視はやはり大事なことですね。農家(針道)大槻昌広さん露地栽培したキュウリを納品しています。与える肥料は、米ぬかやもみ殻などの有機肥料を使っています。センターに納品するものは、放射性物質検査は通常よりも厳しい検査を受けなければなりません。大変な面はありますが、子どもたちに安心しておいしく食べてほしいですからね。収穫してすぐに使ってもらえるので、野菜本来の味が子どもたちにも分かってもらえたらうれしいです。栄養教諭遠藤幸子先生「安全な給食を提供すること」これが一番大事です。そのためには、手を抜かないこと。特に検収の時は気を使います。この段階でトラブルを発見できれば未然に回避できますし、その後の対応にも時間的に余裕が生まれ、臨機応変な対応がとれますからね。旬の食材や郷土料理も献立に取り入れ、食の経験を通して子どもたちが成長してくれることを願っています。 給食に携わる方々のお話を伺っていると、みんなが心がけていることは「おいしく安全な給食づくり」ということ。そのために、給食センター内ではもちろん、私生活の健康管理に至るまで、職員一人一人が気を配って仕事に取り組んでいます。 新しい給食センターになり、調理員さんをはじめスタッフの士気もさらに高まったと話してくれた栄養教諭の遠藤先生。「私には、思い浮かばないようなメニューのアイデアを、調理員さんからいただくこともあるんです。〝フライだけだと固いから、甘酢あんかけにすると食べやすくなるんじゃない?〞とか(笑)。子どもたちにおいしい給食を届けたいという思いは、みんな一緒なんですね。」 学校給食は、市の将来を担う子どもたちの健康と健やかな成長を願った多くの職員の愛情が込められて作られています。  「食べること」は「生きること」。育ち盛りの子どもたちの生きる力に学校給食が一つの役割を担っています。

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