広報にほんまつNo.145
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6広報にほんまつ 2017.12❶ 救急であることを伝える 119番通報したら、まず『救急です』と伝えてください。❷ 場所を伝える 住所を伝えてください。住所が分からないときは、近くの目標物(建物・交差点など)になるものを伝えてください。➌ 症状を伝える 誰が、どのようにして、どうなったのか簡潔に伝えてください。分かれば、意識や呼吸の有無も伝えてください。❹ あなたの名前と連絡先を伝える あなたの名前と連絡可能な電話番号を伝えてください。※お願い……119番通報は携帯電話からでもできますが、移動せずその場所からお話ください。車両運転中はもちろん、車両乗車中も停止することで、現場の位置確認が早くできます。救急車の呼び方 ~まずは落ち着いて119番~~ つながれた命のバトンを受け取る最後の走者 ~わたしたちの救急救命士 救命の連鎖の中で、最後の4つ目の輪となるのが『二次救命処置』。つまり医師や救急救命士による処置です。私たちがつないだ命のバトンを最後に受け取り、高度な医療技術をもって、傷病者の回復に努めます。 ここでは、119番通報を受けてから、二次救命処置を行うまでの、救急隊員たちの一連の行動を紹介します。救急車内の主な設備1自動心臓マッサージ器_2病院で使われている12誘導心電図も測定でき、心筋梗塞などの心疾患患者の正確な情報を得られる患者監視装置_3静脈可視化装置で特殊なライトを照射すると、静脈の位置が確認でき、スムーズに注射を打つことができる_4救急救命士が傷病者へ投与するブドウ糖などの薬剤119番通報をすると、電話を通して心肺蘇生などの指導を受けることができます。心肺停止などの人を発見したら、まずは119番通報をしてください。▲安達管内の119番通報が全てつながる消防本部の通信指令室。常時3人体制で、災害や救急の出動指令を出す救急指令が発令されると、署内のモニターですぐさま現場をチェック病院へ搬送中の車内で、傷病者へ輸液をするため、救急救命士が静脈路確保(静脈に針やチューブを刺す)(写真左)救急車内で胸骨圧迫をする救急隊員。走行中で車内が揺れるため、一定の位置を圧迫し続けるのが困難なときもある感染防止衣(血液などからの感染を防ぐ服)を身にまとい、素早く救急車へ乗車救急出動数が多い救急車の車庫の配置は、救急隊員が外へ出て一番近い場所現場到着後、傷病者の状態を確認し、病院への搬送が必要と判断したら、ストレッチャー等で車内へ搬送1324561234

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