広報にほんまつNo.151
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8広報にほんまつ 2018.6◀幕末期の二本松藩領図 ~『相生集』より~相生集は、二本松藩における地誌として、近世安達郡、安積郡を網羅した歴史資料書で、市の有形文化財に指定されている。全20巻からなる相生集は、二本松藩士の大鐘義鳴により編さんされ、天保12(1841)年に完成している。▼幕末期の二本松藩行政区分郡名組村邑安積郡山郡山、小原田、日出山、笹川、久保田、福原、日和田、高倉、八丁目、梅沢、八山田、横塚、笹原、新井片平片平、河内、夏出、長橋、冨田、早稲原、堀ノ内、前田沢、上伊豆島、下伊豆島、安子島大槻大槻、只野、山口、大谷、八幡、駒屋、川田、成田、野田、鍋山、冨岡、下守屋安達本宮本宮、仁井田、荒井、関下、青田、苗代田、羽瀬石、下樋、青木葉、石筵、高玉、横川、中山糠沢糠沢、高木、和田、白岩、長屋、松沢、稲沢、初森玉井玉井、永田、深堀小屋、原瀬、箕輪、椚山、上大江、下大江、大江新田杉田北杉田、南杉田、舘野、高越、上成田、下成田、油井(以下府下6町)若宮、松岡、本町、亀谷、竹田、根崎渋川渋川、塩沢、小沢、吉倉、米沢、上川崎、下川崎、沼袋小浜小浜、上長折、下長折、西勝田、大平、平石、鈴石、西荒井、小浜成田、下太田、外木幡針道針道、内木幡、南戸沢、北戸沢、西新殿、東新殿、杉沢、茂原、百目木、田沢、山木屋、小手森、上太田信夫八丁目八丁目、天明根、鼓岡、上水原、下水原※「相生集」第2・3稿より作成したもの。※ 現在の福島市松川町近辺の八丁目分は、天保4(1833)年2月の村替えの際に受領した土地(長富公記)で、八丁目と引き換えに、山ノ内5村(現在の郡山市湖南地区)は会津藩へ村替えされた。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●猪苗代湖只野大槻郡山笹川日和田高倉横川中山石筵玉井本宮杉田長屋三春須賀川今泉船引深堀八丁目二本柳油井二本松苗代田小浜白髭百目木十文字岳温泉山木屋針道下太田土湯猪苗代福島飯野川俣飯樋阿武隈川◀ 二本松藩領図を基に作成した、幕末期の二本松藩域当時の二本松藩は、東は現在の川俣町山木屋、西は郡山市熱海町中山、南は郡山市笹川、北は福島市松川町までを治めていた。

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