広報にほんまつNo.153
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3Nihonmatsu City Public Relations, 2018.8, Japan3員の中には、発足当初から続けられている方も数名おり、『親子2代で見守られる』という世代が、そう遠くなく出てきそうです。 見守り隊の方々は、毎朝同じ時間に、同じ場所で活動しています。だから、その時間帯に通勤する大人たちも、自然と覚えてしまいます。信号機の無い横断歩道では、車を止めて子どもたちを渡らせるため、隊員たちは止まってくれた車の運転手の目をみながら、「ありがとう。いってらっしゃい」と声を掛けます。初めは無愛想だった運転手も、いつしか車内からお辞儀をするようになり、笑顔で「行ってきます。」と応えてくれる方もいるそうです。この地域では、子どもだけでなく、大人も毎朝見守られているのです。 「登校中の子どもたちを見ていると、昔に比べ元気が無くなっている気がする」とある隊員が話していました。そこで隊員たちは現在、『あいさつ』することに重点をおき、自分たちから率先してあいさつをするようにしています。毎日繰り返すことで、子どもたちもいつの間にか、元気な声であいさつを返してくれるようになってきているそうです。上のグラフからも分かるとおり、登下校中の死傷者数は、全体の35.3%を占めている。警察庁交通局発表「児童・生徒の交通事故」より小学生歩行中の通行目的別死傷者数≪H25~H29(5年間)≫遊戯4,243人(15.6%)その他6,668人(24.5%)観光・娯楽798人(2.9%)学業中97人(0.3%)下校中5,672人(20.8%)訪問3,086人(11.3%)買い物1,956人(7.2%)散歩793人(2.9%)登校中 3,951人(14.5%)見守られているのは子どもだけではなかった子どもたちに元気を

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