広報にほんまつNo.155
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広報にほんまつ 2018.106 立ち入りを制限している生家の座敷や、非公開としている生家の2階部分を公開します。当時智恵子が暮らした旧長沼家の雰囲気をご堪能ください。期 間 10月13日から11月25日の土日・祝日時 間 午前 9:00~正午    午後 13:00~16:00入館料 大人410円    高校生以下200円※入館制限する場合があります。◎問い合わせ 智恵子記念館☎(22)6151 文化課文化振興係☎(55)5154 智恵子の足跡をたどりながら、坂本さんが各地で描いてきた風景画等を展示します。展示期間 10月4日から9日までの6日間場 所 智恵子の生家時 間 9:00~16:30    ※入館は16時まで入館料 大人410円    高校生以下200円◎問い合わせ 智恵子記念館☎(22)6151 文化課文化振興係☎(55)5154 智恵子没後80年を記念し、智恵子生誕の地・二本松で「智恵子抄」朗読大会を行います。日 時 11月18日(日)    13:00~(開場12:30)場 所 二本松市コンサートホール内 容 応募者による智恵子抄の朗読の他、審査中に琴の演奏なども行われます。※申し込み不要。参加費 一般1,000円    小中高生500円≪朗読者を募集!≫朗読作品 智恵子抄、智恵子抄その後、または高村光太郎の詩作品の中から1作品募集定員 24人募集期限 10月31日(水)◎問い合わせ・申し込み 智恵子のまち夢くらぶ(熊谷) ☎(23)6743あどけない話  高村光太郎智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは、切っても切れないむかしなじみのきれいな空だ。どんよりけむる地平線のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。智恵子は遠くを見ながら言ふ、阿多多羅山の山の上に毎日出てゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である。高村光太郎と出会った頃の智恵子光太郎が、智恵子が亡くなってから3年後の1941(昭和16)年に、生前の智恵子をしのんで発表した詩集『智恵子抄』より▶智恵子の生家2階特別公開全国「智恵子抄」朗読大会坂本富江 展◀照明の取り付け部分に、当時の陶器がそのまま残っています。≪坂本富江プロフィール≫山梨県生まれ。太平洋美術会会員であり、高村光太郎研究会会員でもある。現在は、山梨県韮崎市のふるさと大使を務めている。「智恵子抄」に魅せられて   そして~今~パートⅡ1886(明治19)年、智恵子は現在の油井地区で2男6女の長女として生まれる。福島高等女学校を総代として卒業後、日本女子大学へ進学。在学中に油絵に興味をもち、卒業後は洋画家の道へ進む。しばらくして光太郎と出会い結婚。結婚前から統合失調症を患っていた智恵子は、1935年に東京都のゼームス坂病院に入院する。精神病には易しい手作業が有効だと聞いた光太郎は、病室へ千代紙を持っていき、智恵子は病床で千数百点の紙絵を生み出した。1938(昭和13)年10月、智恵子は長らく冒されていた肺結核のため死去する。1938(昭和13)年10月5日、智恵子は52歳という若さでこの世を去りました。今年は、智恵子が亡くなってから80年目を迎えます。節目の年を記念して、さまざまな行事が開催されます。智恵子没後80年 記念事業

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