広報にほんまつNo.156
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33ちが訪れる機会が減り、代わりに放射能を調査・研究する学生や学者が宿泊するようになります。震災から7年が経過した今、ようやく本来の目的であった子どもたちや一般の宿泊者が戻り始めてきています。なぜ農家民宿に人は来るのか?ここに住んでいる私たちにとっては、昔から変わらぬ風景と土地であり、そこに暮らす人々もまた、昔からのなじみで、とり立てて大きな魅力はないと感じてしまいがちです。しかし今、都会の人々は「日本の田舎の原風景や自然を肌で感じたい。」という強い憧れを抱いている方が多いようです。農家民宿にはリピーターも多く、近年では海外からのお客さまも増えてきています。日本には東京や京都など、観光スポットがたくさんあるのに、なぜこの田舎にお金を出して泊まりに来てくれるのか。農家民宿は、これからも需要があるのか?今月号では、市内で農家民宿を営む2軒を紹介しながら、農家民宿の可能性について探ります。5006007008009001000H24年度H23年度H22年度H21年度H20年度H19年度H18年度H17年度903886745848844813795777グリーン・ツーリズム施設年間延べ宿泊者数※グリーン・ツーリズムとは農山漁村において農家民宿や観光農園など、自然・文化・農林漁業とのふれ合いや人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動。ヨーロッパ諸国では、既に国民の間にグリーン・ツーリズムが定着しており、緑豊かな農山漁村が育んできた自然・生活・文化ストックを広く都市の人々に開放し、これら市民が「ゆとり」や「やすらぎ」のある人間性豊かな農山漁村での余暇活動を楽しんでいる。万人H24.4月H25.4.1H26.4.1H26.12.31H27.12.31H28.12.31H29.12.31農家民宿数7軒9軒14軒16軒16軒22軒23軒宿泊者数13人495人1,397人918人794人1,265人1,625人二本松市内の農家民宿数と宿泊者数の推移※市内の農家民宿数と宿泊者数の調査対象期間は基本的には1年間だが、平成26年から調査基準日を12月末現在に変更したことにより、H26.12.31の宿泊者数のみ、9カ月間の人数。資料:農林水産省農村振興局調べ  注:平成22年度は、被災3県のデータを除く

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