広報にほんまつNo.157
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12広報にほんまつ 2018.12二本松戊辰戦争戦没者慰霊祭 = 11月3日 二本松市民会館にて =150年の時を経て、二本松戊辰戦争で犠牲となられた方々を改めて弔とむらう 戊辰戦争開戦から150年が経つのを機に、1918(大正7)年以来100年ぶりの開催となった二本松戊辰戦争戦没者慰霊祭には、約700人の方が参列し、東軍(旧幕府軍)・西軍(新政府軍)を問わず、この地で亡くなられた犠牲者全員のみ霊たまを悼いたみました。式典の中では、東西両軍の藩があった自治体の首長から映像でメッセージが寄せられ、奥羽越列藩同盟を代表して、米沢藩があった山形県米沢市の中川勝市長からは「ともに戦った絆が時を超え、未来に向かって、友好・交流の輪につながってほしい」と述べられました。また戊辰戦争当時の二本松藩主・丹羽長国公の妻の出身地で、二本松藩に西軍への降伏を幾度となく打診したとされる大垣藩があった岐阜県大垣市の小川敏市長からは、「歴史を教訓に、未来志向の関係を構築したい」というメッセージが寄せられました。 安達高校と安達東高校音楽部員16人は献歌を披露。二本松の戦いでは、部員と年代が近い多くの少年が戦場に出たという歴史を踏まえ、自分たちで歌を選び、式典に臨みました。=あなたの命も私の命も、決して奪われるためにあるのではないということ=故郷を守るため若い命を散らした二本松少年隊をはじめ、犠牲者全てへの思いを歌詞に乗せ、平和を願うハーモニーが、会場内に響き渡りました。1_二本松市民会館のステージ上に設置された祭壇 2_慰霊祭開式後、式辞を述べる三保市長 3_福島県副知事の鈴木正晃氏による追悼の辞 4_米沢藩主上杉家17代御当主の上杉邦憲氏による献花5_安達高校と安達東高校の生徒合同による、戊辰戦争の犠牲者全てへの思いを歌詞に載せた献唱 6_式典終了後、第2部の追悼行事で居合を披露する岳下小学校の児童143256

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