広報にほんまつ.No.176
7/32

7Nihonmatsu City Public Relations, 2020.7, Japan柔道や格闘技の経験があり、外傷(けが)に接する機会も多く、患者さまの気持ちを理解し、寄り添うことができるという大藤さん。 施術の際は、症状などを詳しく聞き取って原因を突き止め、治療につなげていきます。中でも脱臼・骨折・ねんざなどには、適切な応急処置が必要となりますが、救護活動を積極的に行う整骨院に勤務していたこともあり、特に外傷に関する経験と知識には自信があるといいます。 経験を積んだ大藤さんは、独立の夢を実現するため、恩師のサポートを受けながら準備を始めました。親戚から市の補助制度を聞き、地元での開業を決めました。 「周りの人たちに本当に助けられ、改めてありがたみが分かりました。今後は地元に貢献して恩返ししていきたいです。」と今後の抱負を話してくれました。市内にお店が増えることで、まちに賑わいが生まれ、活気がでてきます。このページでは、令和元年度に市の助成制度を活用して創業された6人(5店舗)を紹介します。TトムズOM'S Bバーバーarber Sショップhop店主 富とみ山やま 真さだ伸のぶさん都内と市内の理髪店で長年腕を磨く。海外の技術や道具も多用し、福島のメンズのヘアスタイル意識を変える集団「FUKUSHIMA Barber Crew」の一員でもある。一押しは、「プルドポークハンバーガー(1,100円)」。プルドポークとは、豚肉をバーベキューソースで煮込みバーボンで香りづけした、オーストラリアで食べられている料理。牛100%のパティは、ひき肉でなくブロック肉を叩いており、より肉のうまみが味わえる。【お店の住所:本町2-12】富山さんの最大の武器であり一押しのスタイル「フェード」。0mmから始まるグラデーションの効いたスタイルで、0.1mmの差で仕上がりの良し悪しが決まる。このスタイルを求め県内各地からお客さまが来る。「FUKUSHIMA Barber Crew」メンバーで市内の「ヘアーサロンクマガイ」の熊谷さん(写真のモデル)とともに、積極的に情報発信に取り組んでいる。【お店の住所:松岡267-1】「二本松全体を活性化していきたい。若い世代がかっこよさを求めて市外県外に出て行ってしまうのはもったいない。」そう語る富山さんは、人をかっこよくしたいとの思いから理容師の道へ進み、キャリアを積みました。 独立を考えていた時に、商工会議所に勤める友人が相談に乗ってくれました。市の補助制度などを紹介されて、とても助かったそうです。 最近では利用者も多いSNS等を通じて、今までにない形でヘアスタイルや理容師の日常を発信しています。 さらに理美容業界全体の活性を目指し、「技術を持った理美容師が増え、次の世代とともに、また新しいヘアスタイルを提案していきたいです。」と今後の抱負を熱く語りました。夜はお酒を飲みに若い世代のお客さまが集うお店となりました。 種類豊富なお酒のほか、香りのついた「フレーバーコーヒー」は、おすすめの1つ。昼間のカフェタイムは、散歩中のおばあちゃんがコーヒーを飲みにくることも多いそう。お酒を飲むだけでなく、地域の人が気軽に立ち寄ることができる店を目指しています。 「今後はみんなが楽しめることをどんどん企画したいです。」と展望を語ってくれました。二本松整骨院院長  大おお藤ふじ 健けん佑すけさん学生時代から始めた格闘技は現在も続けており、選手として出場するだけでなく、その救護スタッフとして出張することも多い。20代のうちに自分の店を持つという夢を、今回実現した。外傷などの急性症状だけでなく、日常生活に支障をきたしている症状にも対応。医療保険適用の施術を主にしているが、保険適用外でも対応可能。柔道整復師のほかに、交通事故専門士の資格もあり、体の症状に留まらず幅広い相談をすることができる。【お店の住所:若宮2-154-1】今回の創業者は、全員二本松市出身。地元を盛り上げています!

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です