市議会だより 第29号
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6 文教福祉常任委員会では、11月14日から16日までの日程で兵庫県相生市並びに香川県丸亀市及び高松市を視察してきました。 まず、相生市では「子育て支援事業」について視察しました。同市では、将来を見据えた都市経営を理念に、地域全体で子育てを支えるまちづくりを目指して「子育て応援都市宣言」を行い、子育て世代を支援する施策に取り組んでいます。具体的には、子どもが生まれた親に対する「子育て応援券」の交付や、幼稚園・小学校・中学校の給食費の無料化など、11項目もの事業が展開されています。今後、当市においても、自主的・自立的な都市経営を目指す上で、子育て支援事業の充実と若い世代の定住に向けた取り組みが重要であると感じられました。 香川県丸亀市では「小中一貫教育」について視察しました。同市では、自分の目標に向かって協力し合い行動できる子どもの育成を目指し、市内小中学校全校で「小中一貫教育」に取り組んでおり、小中学校教員による交流事業やカリキュラム研修などを行うことで、子ども達の心身の健やかな成長と学力向上に成果を挙げています。当市においても、小中一貫教育のような系統的で継続的な教育システムづくりの検討が必要ではないかと感じたところです。 香川県高松市では「いじめ相談電話・いじめ相談窓口設置」について視察しました。同市では、いじめ問題解決のために相談電話と相談窓口を設置して「いじめ問題」の解決に取り組んでいます。 昨今、いじめの問題が社会現象として取り上げられることが多い中で、いじめを未然に防ぐための対策強化と、いじめによる悩みの相談機関の整備が急務であることを強く感じました。している状況です。 土地区画整理事業を進めるうえで重要な要素の1つである地権者の合意形成については、減歩や仮換地についての説明会開催及び個別訪問を重ね、要望等に対するきめ細かな対応をすることにより同意を得ながら事業を進めているとのことでした。 また、多くの事業で課題となっているのが保留地の処分ということであり、保留地の位置設定をする際は、販売面を考慮し十分な検討を行っているが、なかなか効果が見えず苦慮しているとのことでした。 建設水道常任委員会では、11月14日から16日までの日程で、大分県日田市及び熊本県八代市を視察しました。 日田市では、「平成24年7月九州北部豪雨災害」について視察しました。 日田市は、7月3日に1時間当たりの最大雨量81ミリ、7月14日には1時間当たりの最大雨量が63ミリと想定を超える豪雨が短期間に2度もあり、大量の雨水が市街地を流れる河川に一気に流入したため、堤防の決壊や越水などを引き起こし、中心市街地をはじめとした多くの地域に浸水等の被害をもたらしました。 この豪雨による被害状況は、7月3日、14日合わせて、死亡者1名、負傷者1名、家屋全壊13戸、半壊24戸、一部損壊71戸、家屋浸水被害は延べ1,858戸にのぼり、復旧工事については、来年度までの2か年での完了を目指しているとのことでした。 八代市では、「土地区画整理事業の取り組み」について視察しました。 八代市では、昭和16年に最初の事業が施行されて以降、現在まで継続的に事業化されており、平成24年3月末時点で、10事業が完了、259.89ヘクタールが完成常任委員会の行政視察報告豪雨災害・土地区画整理事業などを視察11月14日~16日 大分県日田市・熊本県八代市建設水道常任委員会文教福祉常任委員会子育て支援事業などを視察11月14日~16日 兵庫県相生市、香川県丸亀市・高松市日田市での行政視察の様子相生市役所での視察の様子行政視察報告

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