二本松市民で新型コロナウイルス感染症の陽性患者が発生したことを受け、4月9日20時00分から緊急記者会見を行いました。市長発言要旨については、以下の通りです。
本日(4月9日)、新型コロナウイルス検査の結果、二本松市民で陽性となった患者が確認されました。
この方は、二本松郵便局に勤務されている市民であり、二本松市民で新型コロナウイルス感染症の陽性となった方は初めてとなります。
感染者の概要につきましては、二本松市在住、20代,男性、二本松郵便局に勤務されている市民の方でございます。その他行動歴の詳細および濃厚接触者につきましては、県北保健所で現在調査中でございます。
なお、昨日の二本松郵便局におけるクラスターの発生を受け、本日、福島県に対しまして、二本松郵便局に勤務している職員全員のPCR検査の実施を要請いたしました。
また、日本郵便株式会社東北支社長および二本松郵便局長に対しましては、
- 一つ目として、二本松郵便局内をはじめ、市内、県内に感染を拡げることのないよう、組織として、職員の管理体制に万全を期されること。
- 二つ目として、必要な情報の開示と、早期の郵便局機能の回復に努めること。
- 三つ目として、郵便局を安心して利用できるための対応。
について要請したところであります。
今回、市民から新型コロナウイルス感染症の陽性患者が発生したことを受け、私から、市民の皆さまへ4つのお願いがございます。
- 一つ目として、手洗い、うがい、咳エチケットなどの基本的な予防対策を徹底してください。
- 二つ目として、密閉空間、密集場所、密接場面の3密を避けてください。集会や会議の開催について、急がないものは、延期や中止をお願いします。大勢の人が集まるような、密集した場所には行かないでください。
- 三つ目。市民の皆さんには、冷静に、自分と自分の大切な人を守るための行動をとり、ひとりひとりが感染予防に協力をお願いします。
- 四つ目。それは、私たち二本松市民は原発事故の放射線の拡散による風評被害に長い間苦しめられてきています。謂れのない差別も経験しております。ですから、私たち二本松市民は、感染者の方やそのご家族に対して、同じようなふるまいをしない、させないようお願いいたします。
市におきましても、予防対策、情報の発信をし、感染が拡大しないよう、各種対策を強化し、市民の皆さんの安心・安全に全力で取り組みます。
重ねて、市民の命と健康を守ってまいります。