12月に入り、散発的に市内で新型コロナウイルス感染症が発生しています。
12月14日午前9時から新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、さらなる感染予防対策の周知徹底をするよう確認しました。
これから年末年始を迎えますが、改めまして、市長から市民の皆さまへメッセージがあります。
メッセージの内容
はじめに、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを顧みず、市民の命を守るため、医療現場の最前線で戦ってくださっている、医師や看護師、病院スタッフの皆さま、介護現場の最前線で高齢者等のケアに従事する福祉施設等のスタッフの皆さん、そして、感染症対策のPCR検査や疫学調査に携わる保健所や臨床検査技師の方々などに深く感謝申し上げます。
また、感染の拡大防止に向けて、各種集会や会合、事業、イベントの自粛など、快く御協力をくださっている市民の皆さまに改めて感謝を申し上げます。
二本松市では、市民の皆さんをはじめ、各事業所や店舗経営の皆さんと全市を上げて感染対策に取り組んでおりますが、市内において新型コロナウイルス感染症の陽性患者が発生しています。
この事態を受け、本日、12月14日も新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、その対応を協議いたしました。
私は、市民の生命と健康を守ることが、対応の判断基準となると思っており、ぶれない対応をするように本部職員に指示いたしました。
市民の皆さん、また事業者の皆さんには大変ご苦労をおかけしますが、何としてもここで感染拡大を食い止め、抑制しなくてはならないと、改めて次の4つのご協力をお願いいたします。
1つ目として、市民の皆さまお一人お一人が、必ずやっていただきたいことは、3密を避けること、手を洗うこと、うがいをすること、マスクをすること、咳エチケットを始めとした基本的な感染症対策の徹底でございます。特に買い物などの人がたくさんいる場所に行くときは、マスクは出来るだけ不織布のマスクをつけてください。
2つ目は、年末年始を迎え、人が集まる機会が多くなります。感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫として、少人数・短時間で、なるべく普段一緒にいる人と、深酒・はしご酒などはひかえ、適度な酒量で、箸やコップは使い回さず、座の配置は斜め向かいに、体調が悪い人は参加しないで、マスクできない飲食中は会話を控えて、お店は感染対策がしっかりしている店舗を利用してください。
3つ目として、市民の皆さんには、冷静に、自分と自分の大切な人を守るため、感染しない感染させない行動を心掛けてください。
私たち、一人一人が適切な感染対策を行うことで、医療現場や介護現場、各事業所や店舗経営の皆さんなど、様々な場所で新型コロナウイルスと戦っている方々の負担を減らすことができるのです。
4つ目として、私たちは誰もが新型コロナウイルスに感染するリスク、また、他の人に感染させるリスクを有しております。
新型コロナウイルス感染症で陽性となった方やその関係者に対する差別や偏見はしないようお願いします。
私たちは今、全員がコロナ禍のなかにいるのです。感染した方を特定するような行為や差別的な発言・行動は行わないでください。
自分が差別を行わないだけでなく、身の回りに差別につながる発言や行動があった時には同調せず、「そんなことはやめよう」と声を上げてほしいのです。
二本松市は皆さんと共にコロナウイルス感染症に立ち向かいます。
力を合わせて感染の拡大を食い止めましょう。
令和2年12月14日 二本松市長 三保 恵一