「二十の瞳」 に映るもの
「このまちのいいところを探そう」
全校児童十人、旭小学校の子どもたちが一斉に瞳を開き、地域を歩きました。
古い道標の文字をなぞり、神楽の太鼓の音に胸を震わせ、清流に手を浸し、森の匂いを吸い込みます。
おばあちゃんの昔話に耳を傾け、農家のおじさんからは土の力を学びます。
挨拶を交わすたび、温かな笑顔が返ってきました。
この美しい地域には、悠久の阿武隈の大地に根付いた自然の恵みと、先人が紡いできた歴史があります。
季節ごとに表情を変える豊かな自然に囲まれ、人々の温かさや情が息づいていることを、子どもたちは五感で感じ取ります。
小川にはイワナやヤマメ、山椒魚。
セミや鳥のさえずり、トンボが舞い、ホタルが飛び交います。
ここには、おいしい米や新鮮な野菜、果物が育ち、春には桜、初夏から秋にはサルスベリの花々が咲き誇ります。
草をはむ 「べごっこ」 も大地の恵みも星空の美しさも、子どもの心を豊かにします。
地域伝承の三匹獅子舞や神楽は、旭地区の誇りであり、世代を超えて受け継がれる宝です。
子どもたちがその意味と所作を学ぶ姿は、地域の未来への希望そのものであると感じます。
また、百目木城跡や名目津温泉、日山登山やパークゴルフと魅力ある場所もそろっています。
一つ一つの体験が、心を揺さぶる小さな感動となり、やがて大きな物語へと育っていきます。
静かに流れる時間の中、この地域に確かに存在する素晴らしさや、未来へ引き継ぎたい誇りが、全校児童十人の瞳に映りました。
旭小学校の 「旭を盛り上げる活動 (あさかつ) 」 は十人十色に輝き、まち全体の未来を明るく照らす灯りとなるでしょう。
子どもたちが調べた 「旭じまん」 バッジや旭図鑑、旭の魅力を集めた虹のビッグアートは市役所等に展示され、旭の良さを広く発信しました。
私たち二本松市は、子どもたちの未来が希望に満ちあれ、地域の力がさらに輝くよう、 しっかり支えてまいります。
二本松市長 三保 恵一