二本松市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、デンマーク王国を相手国としてホストタウンに登録されました。(令和2年2月28日登録・公表)
ホストタウンとは
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体のことです。
デンマーク王国について
- 位置 スカンジナビアと呼ばれるヨーロッパ北部に位置し、北はノルウェー、東はスウェーデン、南はドイツと国境を接している国です。
- 面積 43,098平方キロメートル(九州とほぼ同じ面積。フェロー諸島及びグリーンランドを除く。)
- 人口 581万人(2019年デンマーク統計局)
- 首都 コペンハーゲン
- 言語 デンマーク語
※人口の9割の人が日常程度以上の英語を話せる。非ネイティブの国を対象とした「EF英語能力指数」では、80カ国を対象とした2017年のランキングは第3位。(日本は37位) - 主要産業 流通・小売り,医薬品,畜産・農業,運輸,エネルギー(※)
※持続可能なエネルギーやグリーンテクノロジーの革新及び開発において世界の重要拠点となっている。(風力発電の比率が世界最高水準) - 代表的な食べ物 一般的には、ポリッジ(粥)、オープンサンドイッチ、ローストポークといった昔ながらの食事や、寿司、ハンバーガー、ピザといった様々な料理を食べています。
- 代表的なスポーツ カヌーやセーリングといった水上種目。その他ハンドボール、自転車、バドミントンも普及しています。
これまでに取り組んだ内容
合宿地視察受け入れ
令和元年9月10日、デンマークカヌー連盟のハイパフォーマンスマネジャーであるラース・クリスチャン・ロビレ(Lars Christian Robl)氏、ナショナルコーチであるザルッタン・バコ(Zoltan Bako)氏が、オリンピックの事前合宿候補地として二本松市阿武隈漕艇場を視察しました。
半日の日程でしたが、漕艇場のほか、近隣の宿泊施設である「ウッディハウスとうわ」や岳温泉なども視察しました。
右からラース氏、三保市長、ザルッタン氏
駐日デンマーク王国大使館への訪問
令和元年12月19日、駐日デンマーク王国大使館を訪問し、デンマーク王国と二本松市のホストタウン登録についての説明を行いました。
駐日デンマーク王国大使であるピーター・タクソ-イェンセン閣下からは、「ホストタウン関係についてサポートする」「今後デンマーク王国と二本松市との関係を築いていきたい」という言葉を頂きました。
大使閣下へ戎石銘の風呂敷等をプレゼントしました
デンマークカヌー連盟との事前合宿に関する覚書を締結
令和2年3月1日、デンマークカヌー連盟ハイパフォーマンスマネジャーであるラース・クリスチャン・ロビレ(Lars Christian Robl)氏を招き、アーバンホテル二本松で、東京2020オリンピック競技大会に向けての事前合宿に関する覚書の締結式を行いました。
今後、協議を進め、7月下旬から2週間程度、デンマーク王国カヌーチームの事前合宿を二本松市阿武隈漕艇場で受け入れる予定です。
※東京2020オリンピック競技大会の延期に伴い、事前合宿も延期となる予定です。
また、今回の来訪時に、霞ヶ城公園の散策や、二本松市和紙伝承館にて本市の伝統文化である上川崎和紙の紙漉き体験なども行っていただきました。
霞ヶ城公園の散策 | 紙漉きを体験するラース氏 | ラース氏が作った作品 |
2020年に取り組もうとする内容
- 事前合宿
7月下旬~2週間程度、阿武隈漕艇場にてデンマークカヌー連盟の事前合宿を受け入れる予定です。
その際に、子どもたちを対象とした交流事業を計画しています。
※東京2020オリンピック競技大会の延期に伴い、事前合宿も延期となる予定です。 - デンマーク王国ブースの設置
市内で行われるイベントの際に、デンマーク王国のブースを設置し、パネル展示等を行うことで、デンマーク王国を紹介する予定です。 - その他
ホストタウン事業に関する交流事業計画の概要は下記のPDFデータをご参照ください。
計画概要(福島県二本松市_デンマーク) [PDF形式/504.18KB]