３月８日卒業式に向けて全体練習を実施しました。
　卒業式は折り目節目として、厳粛で清新な気持ちを感じ、新しい生活に向けて気持ちを高めていく大切な行事です。
　６年生の表情はとても凛々しく、心の準備が整っていました。
　在校生も、その雰囲気を感じて背筋を伸ばし、姿勢をよくしようとしていました。
　東和小学校は全員が卒業式に参加します。在校生全員で６年生の旅立ちを後押しするような卒業式ができるよう準備をしているところです。

　東日本大震災から１３年が経つ今日、オンラインによる全校集会を行いました。
　当時、断水により水が使えず、お風呂に入れなかったり、トイレの水を流したりして大変だったこと。
　物流が止まり、お店から商品がなくなってしまったこと。
　大人が子どもたちを守るために精一杯だったこと。
　助け合い、思いやりがあって乗り越えてきたこと。

　このようなことを校長の経験、相双地区出身の教員の経験をもとに伝え、当たり前の日々の大切さ、思いやりの温かさについて考えることができるようにしました。

　当時は卒業式が中止になった地区もありました。
　友達に会える、学校に行くことができる、ご飯を食べることができる日々に感謝の気持ちをもって、一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。

　毎週木曜日、低学年に向けて、東和地区に伝わる昔話や素敵な本の読み聞かせをしてくださる、どんぐり教室。
　昨日が今年度最後の開催でした。
　東和地区の昔話や言葉遊びのような絵本など、今回も引き付けられる内容ばかりでした。
　さらに、東日本大震災から１３年目を迎える時期に合わせて、浪江町の請戸小学校の避難の様子を紙芝居にしたものを紹介していただきました。実際にあったことであると聞いて、子どもたちはいつも以上に真剣に耳を傾けていました。
　最後に２年生が代表してお礼の言葉を伝えました。
　どんぐり教室の皆さん、１年間、ありがとうございました。