PFOS・PFOAとは
有機フッ素化合物(総称:PFAS)の1種です。PFASは1万種類以上存在するといわれています。
PFOS・PFOAは、泡消火薬剤や界面活性剤など幅広い分野に使用されてきました。特徴として、環境中で分解されにくい、蓄積性が高いといったことが挙げられます。
このことから、環境や食物連鎖を通じて、人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
水質基準について
水質基準については、最新の知見に基づき、逐次改正方式により見直しを行うこととされており、PFOS・PFOAについては、令和2年より「水質管理目標設定項目」に位置付けられています。
PFOSとPFOAの合算として、暫定目標値50ng/Lと定められています。
ng(ナノグラム)は、とても小さな重さの単位です。10億分の1g(グラム)のことを1ngといいます。
1ng/Lは、1リットルの水の中に、10億分の1グラムの物質が含まれているということになります。
水質検査の結果について
本市では、市内で供給している全系統の水源にて、原水中のPFOSおよびPFOAの検査を実施しています。
これまでの検査結果は、市内すべての地点において国の定める暫定目標値50ng/Lを大幅に下回っておりすべて5ng/L未満でした。
(5ng/Lは一般的な定量下限値です。)
引き続き、PFOSおよびPFOAの検査を継続し、水道水の安心・安全な供給に努めてまいります。
PFOS及びPFOAの水質検査結果一覧 [PDF形式/49.55KB]
参考情報
PFOSについては、平成22年に「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」により、第一種特定化学物質に指定され、製品・製造への使用、輸入等は禁止されました。
PFOAについては、令和3年に化審法第一種特定化学物質に指定され、製品・製造への使用、輸入等が禁止されています。
現在、国ではPFASに関する専門家会議が設置され、最新の科学的知見の収集や評価を行い、今後の対応の方向性などについて検討を進めています。
PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省) [PDF形式/843.72KB]
PFOS・PFOAリーフレット(環境省) [PDF形式/701.51KB]