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令和元年第8回二本松市議会(12月)定例会

市議会12月定例会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

定例会でありますので、提出事件の説明を申し上げます前に、現在までの主な事務事業の執行状況等につきまして、ご報告を申し上げます。

第65回「二本松の菊人形」は、10月1日から11月17日までの48日間を会期として開催いたしました。令和元年の幕開けを機に、二本松の提灯祭りや安達太良山の紅葉などを併せて楽しんでいただけるよう、昨年より10日早めた10月1日に開場いたしましたが、残念ながら開場して間もなく台風第19号による悪天候やそれに伴う甚大な被害も影響しまして、入場者は昨年を下回る62,293人となりました。しかしながら、霞ヶ城公園の自然の豊かさと菊の美しさは、来場された皆様から大きな称賛をいただくことができました。関係者各位並びに市民の皆様のご協力とご支援に対しまして、厚く御礼を申し上げます。

次に、大山忠作美術館開館10周年特別企画展として10月13日から11月17日まで開催いたしました「新五星山展」につきましては、開幕日が台風第19号の通過と重なるなど、天候や交通状況に恵まれない面もありましたが、大山采子さんをはじめ関係者各位のご尽力もあり日ごとに賑わいを増し、開催期間中の総入場者は5,400名となったところであります。

次に、国際交流事業の「市民の翼」タイ王国派遣事業につきましては、去る10月26日から30日までの5日間の日程で、総務部長を団長に、にほんまつ地球市民の会の会員等市民10名に参加いただき、JICAのアジア拠点であるタイ事務所を訪問し、二本松訓練所出身の隊員の激励と活動内容を視察いたしました。また、今後の国際理解やインバウンドの更なる推進を図るため、タイ王国の国立カオキオ動物園と観光PR等に関する連携協定を締結いたしました。

次に、農作物の状況でありますが、今年の天候は、4月下旬から7月中旬にかけて曇りや雨の日が多く日照不足が続いたうえ、7月下旬からは連日の猛暑日に加え、9月以降は度重なる台風による甚大な被害が発生するなど厳しい状況となりました。

水稲においては、農林水産省が公表している10月15日現在の福島県中通りの作況指数は102でありますが、台風第19号による被害のため収穫の遅れが見られ、市東部地域において収量の減少や品質低下などの影響を受けました。

なお、JAふくしま未来が実施している米の農産物検査における一等米の比率は、二本松地域が約92%、安達地域が約89%、岩代地域が約91%、東和地域が約98%となっております。

野菜については、天候不順の影響により、ほとんどの作物において前年の収量を下回る状況となり、販売金額でも販売単価が高値となった前年に比べて約25%程度の減となりました。

果樹においては、各樹種とも平年並みから大玉傾向となり、収量、販売金額ともに前年を上回る見込みとなっております。

次に、原子力発電所事故に関連する健康管理対策の進捗状況について申し上げます。

ホールボディカウンターによる内部被ばく線量調査につきましては、7巡目の案内を実施しており、4月から10月末までに343人の受診がありました。このうち、2.3%にあたる8人に検出下限値以上の測定値が見られましたが、幸いにして問題のある事案はありませんでした。

また、ガラスバッチによる外部被ばく線量調査につきましては、本年度も子供を含む20歳までの方と妊婦全員のほか、測定を希望する21歳以上の市民に個人積算線量計を配付し、5月16日から7月15日までの2ヶ月間測定いたしました。なお、年間換算追加被ばく線量については、現在分析作業中であります。

 

以上申し上げましたほか、現在までに発注いたしました主な土木建設等事業の進捗状況は別紙(1) のとおりであり、11月30日までの各部における主要な業務行事等の実施状況は、別紙(2) のとおりであります。

 

 

それでは、今期定例会に提案申し上げました議案について、その概要を申し上げます。

 

今期定例会に提案いたしました議案は、25件であります。

はじめに、議案第111号手話言語条例制定については、手話に関する理解を促進し、ろう者を含む全ての市民が安心して暮らせる共生社会を実現するため、必要な事項を定めるものであります。

議案第112号議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正、議案第113号常勤の特別職の給与の支給等に関する条例の一部改正、議案第114号職員の給与に関する条例等の一部改正、議案第115号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正、及び議案第116号会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正の5件については、市特別職及び市職員等の給与等改定に関する議案であります。

本市職員の給与等につきましては、従来から国の人事院勧告、県人事委員会の勧告を尊重しており、特に県内の民間給与実態に基づき勧告を行っている県人事委員会勧告に準拠して改定をしてまいりましたので、今回もその内容に沿って改正しようとするものであります。

改正の主な内容につきましては、職員の給与については、本年4月に遡り若年層に重点を置いて給料表を改定し、給料月額を平均0.1%引き上げ、期末・勤勉手当については、年間支給割合を0.05月分引き上げ4.45月とすること。また、特定任期付職員の給与については、行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定し、期末手当の年間支給割合を0.05月分引き上げ3.35月とすること。さらに、市長等特別職及び議会議員の期末手当についても、年間の支給割合を0.05月分引き上げ、3.35月とすること。併せて、令和2年4月から任用する会計年度任用職員の給与についても、行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定するものであります。

議案第117号特別会計条例等の一部改正については、岩代簡易水道事業、東和簡易水道事業、安達下水道事業及び岩代下水道事業が、地方公営企業法の規定を適用し公営企業会計に移行すること等に伴い、所要の改正を行うものであります。

議案第118号家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による児童福祉法の一部改正に伴い、引用条項を改めるものであります。

議案第119号道の駅さくらの郷条例の一部改正については、体験交流施設の整備に伴い、所要の改正を行うものであります。

議案第120号下水道条例及び安達処理区及び岩代処理区下水道条例の一部改正については、標準下水道条例の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

議案第121号から議案第125号までの5件については、それぞれスカイピアあだたら、道の駅「安達」智恵子の里、和紙伝承館、安達ヶ原ふるさと村公園及び安達ヶ原ふるさと村屋内遊び場施設の指定管理者の指定についてでありますが、現在の指定期間が令和2年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「株式会社二本松市振興公社」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第126号城山市民プールの指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和2年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、現在指定管理者に指定している「株式会社フクシ・エンタープライズ」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

 

次に、補正予算の説明を申し上げます。

まず、議案第127号令和元年度一般会計補正予算についてでありますが、今回の予算補正につきましては、

議案第112号から議案第116号までの市特別職及び市職員等の給与等関係条例の一部改正に伴う給与等の改定、並びに当初予算編成後の職員の異動整理に伴う各科目にわたる人件費の増減等の措置を行うとともに、その他国・県補助事業の関連並びに執行経過による変更及び整理に係る予算補正について措置するものであります。

歳出の主なものを款別に申し上げますと、

民生費で

  • 寄附金を受けての社会福祉基金積立金の増 150千円
  • 障害者訓練等給付費の増 19,210千円
  • 国民健康保険基盤安定繰出金の増 4,700千円
  • ひとり親家庭医療費助成の増 1,301千円
  • 私立幼稚園等保育料助成の増 5,115千円

農林水産業費で

  • 地域担い手育成総合支援事業費の増 3,362千円
  • 水田農業改革支援事業費の増 1,959千円

土木費で

  • 災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費の増 205,000千円

教育費で

  • 学校給食費管理システム改修委託費等の増 3,305千円
  • 学校給食地産地消推進に伴う賄材料費の増 1,263千円

などであります。

また、歳入については、歳出に関連する特定財源をそれぞれ精査して計上いたしました。

以上の結果、歳入における補正合計額は249,008千円で、歳出における必要財源の合計額が252,184千円となりましたので、差引不足額3,176千円は予備費を減額し措置いたしました。

予算第2条債務負担行為の補正は、総合健(検)診運営業務ほか4件の追加であります。

予算第3条地方債の補正は、緊急自然災害防止対策事業債の追加であります。

議案第128号令和元年度国民健康保険特別会計補正予算については、事業勘定において、国民健康保険基盤安定繰入金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更を行うとともに、予備費を増額するものであります。

議案第129号令和元年度介護保険特別会計補正予算については、保険者機能強化推進交付金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更等を行うとともに、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。

議案第130号令和元年度岩代簡易水道事業特別会計補正予算、議案第131号令和元年度安達下水道事業特別会計補正予算及び議案第132号令和元年度岩代下水道事業特別会計補正予算については、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。

議案第133号令和元年度石平財産区特別会計補正予算については、歳入において立木伐採等補償費を措置するとともに、歳出では同額を財産区管理運営基金へ積み立てるものであります。

議案第134号令和元年度水道事業会計補正予算については、収益的支出において職員の異動整理等に伴い人件費を補正するとともに、資本的支出において国庫補助金返還金を措置するものであります。

議案第135号令和元年度下水道事業会計補正予算については、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。

 

以上が、提案申し上げました議案の概要であります。

 

 

なお、会期中に台風第19号の被災者支援に係る一般会計補正予算並びに教育委員会委員の任命に係る人事案件を追加提案申し上げる予定でありますので、予めお含み置きを賜りたいと存じます。

よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

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  • 【更新日】2019年12月3日
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