羽山籠り
祭り前日の昼頃、屋敷内の堂社に布団と米、味噌、野菜等を持って集まります。祭りが終わるまで精進料理で肉、魚などのなまぐさは食べません。41歳以上の元老、35歳以上の中老、34歳以下の若連、初参加者の権立によって組織され、元老の中から選ばれた先達(世話人)を中心に運営されます。
水垢離(みずごり)
各堂社にある井戸で冷たい井戸水を素裸で浴び、身を清める行事です。桶で13杯、17杯、23杯など奇数回を浴びるのが通例。現在は堂社が交代で行っています。
木幡音頭踊り
幡競走と餅つき
権立
羽山籠りと幡祭りに初めて参加する少年を言い、一人前として扱われるための厳粛な行事です。赤色の襦袢に赤及びピンクのたすき、赤帯に藁で編んだ袈裟を掛け、太刀を腰につけ、新しいわらじを持ち幡行列に加わります。参宿所までは幡行列とともに進みますが、その後は先達に案内され裏参道を上がり大岩(胎内くぐり岩)に到着します。
胎内くぐり・権立よばり
参宿所より1キロ先の胎内くぐり岩に到着したら、太刀と袈裟を岩前に納め大岩の上に一人ずつ行き、70センチほどのようやく人がくぐられるほどの岩の割れ目をくぐり抜けます。全員がくぐり抜けると権立よばりの儀礼を行い、その後、険しい坂を上り羽山神社に着いたら小豆の入った粥を食べ、神社の三方に向かって参拝しやっと一人前として扱われます。
胎内くぐり
権立よばり