平成30年度、令和元年度に開催した創業応援交流会において、パネラーの方々にお話しいただいた一部をご紹介します。
創業しようとしたきっかけ
平成30年度創業応援交流会
- 地域の衰退に対する危機感を覚え、若者や子どもの市外流出を食い止められないかと思っていた。地域を盛り上げるためにノウハウが分かる飲食店を始めようと思った。
- 震災と高齢化でやめる農家が増え、農畜産業が衰退している。畜産農家にがんばってもらいたい。大好きな田園風景を守りたい。その思いから大好きなソフトクリームで創業しようと思った。
- 業界の現状に満足できず、自分で会社を立ち上げようと思った。
令和元年度創業応援交流会
- 雇用されている立場だと、時間がうまく使えず、自分がやりたいこともできないため、創業しようと思った。
創業時の課題と解決方法
平成30年度創業応援交流会
- 他県出身のため、身近に相談相手がいなかった。多くの創業支援セミナー等に参加し、知り合いを増やした。設備導入のための資金が不足していたが、補助金で補った。事業計画等の書き方をインキュベートルームに指導してもらった。福島銀行の創業セミナー(特定創業支援等事業)に参加し登録免許税の軽減を受けた。
- 成功するためには、その地域の同業者等のリサーチが大事。資金は余るくらい準備しておいた方が良い。そのため、補助金や融資を受けた。
- 補助金等を受ける場合は、繁忙期に各書類の作成をこなせるかを含め、手続き方法などを事前に情報収集することが大事。
令和元年度創業応援交流会
- 経営に対し不安があったため、経営者に話を聞き、相談をした。日本政策金融公庫に相談し、創業の手順について説明を受けた。また、二本松商工会議所で市の創業支援空き店舗等活用事業補助金を紹介され、活用できたことが大きかった。
- 市の広報で創業者向けの補助金を知った。相談先に二本松商工会議所の連絡先が載っていたため電話をした。創業前の準備では、資金面や顧客の獲得について苦労した。資金面では、二本松商工会議所や日本政策金融公庫、二本松信用金庫に相談し、サポートいただいた。
支援機関等からの情報提供
令和元年度創業応援交流会
- 日本政策金融公庫の場合、ホームページに創業に関する情報が載っており、創業計画書の様式もあるため、計画書を作成のうえ相談いただくとスムーズである。1時間ほどの相談をしたい場合は電話、または、二本松商工会議所やあだたら商工会経由でアポイントをとっていただくとありがたい。
- 失敗する人には、答えを聞いてくる人が多い。成功する人は考えを聞く。質問力を鍛えてほしい。