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令和4年第8回二本松市議会(12月)定例会

市議会12月定例会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

それでは、定例会でありますので、提出事件の説明を申し上げます前に、現在までの主な事務事業の執行状況等について、ご報告を申し上げます。

はじめに、新型コロナワクチン接種の進捗状況について申し上げます。
まず、接種率については、12月1日現在、国のVRS(ワクチン接種記録システム)上の数値で申し上げますと、3回目接種の接種率が65歳以上では97.30パーセント、5歳以上の対象者では87.18パーセント、4回目接種の接種率は12歳以上の対象者では62.45パーセントとなっております。

なお、新型コロナワクチンのオミクロン株対応2 価ワクチンについては、9月28日から接種を開始し、接種対象の方には順次接種券を発送しておりますので、発症・重症化予防の観点からワクチン接種がお済でない方は、速やかな接種をお願いいたします。

次に、原子力発電所事故に関連する健康管理対策の実施状況等について申し上げます。

ホールボディカウンターによる内部被ばく線量調査については、10巡目の案内を実施しており、4月から10月末までに165人の受診がありました。このうち、4.2パーセントにあたる7人に検出下限値以上の測定値が見られましたが、幸いにして問題のある事案はありませんでした。

また、ガラスバッチによる外部被ばく線量調査については、測定を希望される方131人にガラスバッチを送付して、9月1日から10月31日までの2ヶ月間調査を実施いたしました。なお、年間換算追加被ばく線量については、現在分析作業中であります。

次に、第66回「二本松の菊人形」については、10月8日から11月13日までの37日間にわたり、県立霞ヶ城公園において開催いたしました。今年は3年ぶりの通常開催であり、テーマを「竹取物語」と題し、物語中の印象的なシーンを5 場面、二本松にゆかりのある人物として鎌倉時代の御家人安達盛長の1場面を展開いたしました。また、10年ぶりに2000輪を超える千輪咲の出品があり、会期中の好天にも恵まれたことから、入場者は昨年開催の「菊花展」を上回る40,569人となったところであります。来場された皆様からは、充実した見ごたえのある菊人形について称賛をいただくことができました。

また、菊人形と二本松歴史館の両方お楽しみいただくことを目的として、ダブルチケットを販売いたしましたところ、一般・高校生以下あわせて5,757枚を販売いたしました。

なお、菊人形開催期間中のにほんまつ城報館入館者数は38,112人で、うち、二本松歴史館は、常設展が8,161人、企画展が8,134人でした。
関係各位並びに市民の皆様のご協力とご支援に対しまして、厚く御礼を申し上げます。

次に、農作物の状況でありますが、今年の天候は、遅霜の影響は少なかったものの、6月下旬から7月上旬にかけての高温、7月中旬から8 月にかけての日照低下や大雨等があり、一部の農作物では出荷量が減少するなどの影響を受けました。
水稲においては、開花期における天候不順等の影響により、不稔や登熟(とうじゅく)不良が懸念されたものの、農林水産省が公表している10月25日現在の福島県中通りの作況指数は100で「平年並み」となりました。

なお、11月15日検査買入までの一等米の比率は、二本松地域、安達地域、東和地域が約99パーセント、岩代地域が約91パーセントとなっております。

野菜においては、6月下旬から7月上旬にかけての高温により、キュウリの「芯やけ」やインゲンの「花落ち」が発生し、一時出荷量の減少がみられましたが、主力品目であるキュウリはその後回復し、販売価格についてもおおむね高値安定で推移しました。

果樹においては、ナシの果実は大玉傾向となりましたが、販売価格は前年より下回りました。りんごについては、大きさ、収量、販売価格とも平年並みの見込みとなっております。

以上申し上げましたほか、現在までに発注いたしました主な土木建設等事業の進捗状況は別紙(1)のとおりであり、11月30日までの各部における主要な業務行事等の実施状況は、別紙(2)のとおりであります。

それでは、今期定例会に提案申し上げました議案及び報告事件について、その概要を申し上げます。

はじめに、報告事件について申し上げます。

報告第20号から報告第27号までの専決処分の報告については、いずれも議会の指定に基づく損害賠償額の決定の報告であります。

専決処分書に記載のとおり、報告第20号は、市道の陥没箇所を走行したことによる相手方車両の破損、報告第21号は、市道法面の立木が倒れ、避けきれず接触したことによる相手方車両の破損、報告第22号は、市道法面の樹木から枝が落下し、直撃したことによる相手方車両の破損、報告第23号及び報告第24号は、駐車場内における除草作業中の飛び石による相手方車両の破損、報告第25号、報告第26号及び報告第27号は、市有自動車の接触事故による相手方車両の破損に関するものでありますが、それぞれ相手方と損害賠償について合意し、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行い、示談をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。

 

次に、議案の説明を申し上げます。

今期定例会に提案いたしました事件は24件であります。
まず、議案第86号令和元年度下水道事業会計決算の再認定、議案第87号令和2年度下水道事業会計決算の再認定及び議案第88号令和3年度下水道事業会計決算の再認定の3件については、いずれの決算も先にご審議のうえ、認定いただいたところでありますが、消費税の確定申告の関係から、決算の一部を修正し、あらためて議会の再認定に付すものであります。

議案第89号専決処分の承認を求めることについては、国の電力・ガス・食料品等の価格高騰対策に伴い、住民税非課税世帯等に対する緊急支援給付金を速やかに支給するため、給付金の支給に要する経費について、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、10月12日付で令和4年度一般会計補正予算を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。

議案第90号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定については、職員の定年延長に関し必要な事項を定めるとともに、関連する条例について所要の改正等を行うものであります。

議案第91号議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正、議案第92号常勤の特別職の給与の支給等に関する条例の一部改正、議案第93号職員の給与に関する条例の一部改正、議案第94号一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正、及び議案第95号会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正の5件については、市特別職及び市職員等の給与等改定に関する議案であります。本市職員の給与等については、従来から国の人事院勧告、県人事委員会の勧告を尊重しており、特に県内の民間給与実態に基づき勧告を行っている県人事委員会勧告に準拠して改定をしてまいりましたので、この度もその内容に沿って改正しようとするものであります。

改正の主な内容としまして、職員の給与については、本年4月に遡り若年層に重点を置いて給料表を改定し、給料月額を平均0.3パーセント引上げ、期末・勤勉手当については、年間支給割合を0.1月分引上げ4.35月とすること。

また、特定任期付職員の給与については、行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定し、期末手当の年間支給割合を0.05月分引上げ3.25月とすること。

さらに、市長等特別職及び議会議員の期末手当についても、年間の支給割合を0.05月分引上げ、3.25月とするものであります。

併せて、会計年度任用職員の給与についても、行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定し、期末手当の年間支給割合を0.05月分引上げ2.4月とし、来年1月から適用するものであります。

議案第96号英語指導を行う外国青年の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、日本国への入国制限、渡航制限、防疫措置の状況等の特別な事情がある場合の英語指導助手の任用及び報酬の支給について、所要の改正を行うものであります。

議案第97号地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正については、地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。

議案第98号特別会計条例の一部改正については、佐勢ノ宮住宅団地の管理を一般会計へ移行し、特別会計を廃止することに伴い、所要の改正を行うものであります。

議案第99号工事委託施行協定の変更については、東北本線二本松・安達間上竹跨線橋補修その他工事について、東日本旅客鉄道株式会社との工事委託施行協定を変更したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

議案第100号損害賠償額の決定については、田町地内の市道上のポットホール(舗装穴) に、自転車で走行していた相手方が前輪をとられ転倒し、怪我を負ったこと等によるものであり、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、法律上その義務に属する損害賠償額の決定について、議会の議決を求めるものであります。

議案第101号スカイピアあだたら温泉保養館の指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、現在指定管理者に指定している「株式会社二本松市振興公社」を引き続き指定管理者として指定するものであります。

議案第102号スカイピアあだたらアクティブパークの指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、新たに「一般社団法人F-WORLD(エフ・ワールド)」を指定管理者として指定するものであります。

議案第103号城山市民プールの指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、新たに「特定非営利活動法人日本スポーツ振興協会」を指定管理者として指定するものであります。

議案の順序もございますが、次に議案第109号訴えの提起については、市営住宅に係る滞納家賃の支払いを求めるため訴えを提起するものであり、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

次に、補正予算の説明を申し上げます。

まず、議案第104号令和4年度一般会計補正予算についてでありますが、今回の予算補正については、

  •  エネルギー・物価高騰対策に係る措置
  •  新型コロナウイルス感染症対応に係る措置
  •  議案第91号から議案第95号までの給与関係条例の一部改正に伴う給与等の改定、並びに当初予算編成後の職員の異動整理に伴う各科目にわたる人件費の増減等の措置

などを主として計上するとともに、その他の事務事業では、執行経過による変更及び整理に係る予算補正について措置するものであります。

 

歳出の主なものを款別に申し上げますと、

民生費で

  • 障がい福祉サービスにおける訓練等給付費の増 39,885千円
  • 保育施設運営事業者に対する物価高騰対策支援事業補助金に5,492千円
  • 保育所の空調設備改修に伴う施設修繕費の増 45,705千円

衛生費で

  • 新型コロナウイルスワクチン接種事業費の増 362,549千円
  • 妊娠・出産時の経済的支援に係る出産・子育て応援事業に33,900千円

農林水産業費で

  • 新型コロナウイルス感染症拡大の影響等に伴う米価下落対策支援金に23,878千円
  • 物価高騰に伴う放射性吸収抑制対策経費の増 21,497千円

商工費で

  • プレミアム付き商品券発行事業に伴う商工団体等事業補助金の増20,500千円

土木費で

  • 道路等維持管理経費の増 20,368千円

教育費で

  • 二本松城跡本丸・三ノ丸高石垣に係る災害復旧事業費に69,929千円

などであります。

また、歳入については、市税において、市民税及び固定資産税の増額が見込まれることから、市税全体で249,999千円を増額するとともに、歳出に関連する特定財源をそれぞれ精査のうえ計上いたしました。

以上の結果、歳入における補正合計額は6億3,543万2千円で、歳出における必要財源の合計額が6億2,831万3千円となりましたので、差引額711万9千円は、今後の財政需要に係る調整財源として予備費に留保することとし、補正後の歳入歳出予算の総額を340億6,354万5千円とするものであります。

予算第2条繰越明許費は、児童福祉費の一般管理経費ほか4 件の事業について予算を翌年度に繰越して執行するものであります。
予算第3条債務負担行為の補正は、名目津温泉指定管理業務ほか7件を追加するとともに、スカイピアあだたら指定管理業務を廃止し、大卒者等定住促進奨励金ほか1件について限度額を変更するものであります。

予算第4条地方債の補正は、地域住宅政策推進事業ほか1件を追加し、土木施設災害復旧事業ほか1件について借入限度額を変更するものであります。

議案第105号令和4年度国民健康保険特別会計補正予算については、職員の異動整理等に伴う人件費の補正ほか、事業勘定において、国民健康保険基盤安定繰入金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更、及び予備費を増額するとともに、直営診療施設勘定において、歳出で新型コロナウイルス感染症の検査機器購入に係る経費を措置し、歳入では一般会計繰入金を措置するものであります。

議案第106号令和4年度介護保険特別会計補正予算については、歳入で介護保険事業費国庫補助金等を増額し、歳出では介護保険システム改修委託料の増額等のほか、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。

議案第107号令和4年度水道事業会計補正予算については、収益的収入及び支出では、職員の異動整理等に伴い人件費を補正し、資本的収入及び支出では、大壇跨線橋仮設配水管布設工事等を減額するとともに、財源である企業債を減額するほか、県補助金返還金を措置するものであります。

議案第108号令和4年度下水道事業会計補正予算については、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。

以上が、提案申し上げました議案の概要であります。

なお、会期中に、教育委員会委員の任命に係る人事案件を追加提案申し上げる予定でありますので、予めお含み置きを賜りたいと存じます。

よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。

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  • 【更新日】2022年12月6日
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